0001豆次郎 ★
2018/01/19(金) 13:00:21.01ID:CAP_USER9最年少プロ棋士、藤井聡太四段(15)が19日、大阪市内の関西将棋会館で午前10時から行われた名人戦順位戦C級2組の8回戦で、矢倉規広七段(43)と対戦した。
同クラスは現在所属する50人がそれぞれ、昨年6月から今年3月にかけて毎月1回(計10回)対局中。成績上位3人だけが来期にC級1組へ昇級できる狭き門突破を目指し、競い合っている。藤井は昨年12月の7回戦まで7勝無敗と、今泉健司四段(44)と並んで首位を快走。同組に上がれば自動的に五段昇段も決まる。
6勝1敗で追っているのは増田康宏五段(20)、伊藤真吾五段(36)、佐々木大地四段(22)。成績上位の5人はいずれもこの日、東京・大阪の両将棋会館のいずれかで8回戦を迎え、増田と佐々木が直接対決している。
10回戦まで戦い、最終成績が同じならば、昇級者はクラス内で決まっている順位上位の棋士が優先される(無敗の藤井は45位、今泉が47位。1敗の増田は5位、伊藤は14位、佐々木は48位)。この日の対局で藤井が勝ち、さらに今泉、益田、伊藤の3人のうちの誰か1人でも敗れると、藤井は来月1日の梶浦宏孝四段(22)戦、3月15日の三枚堂達也六段(24)戦を前に昇級、昇段の“マジック1”が点灯することになる。
一番最近の対局である14日の朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント準々決勝で、佐藤天彦名人(29)に勝利した藤井。現役タイトル保持者との公式戦初対戦で勝利を収めただけでなく、その相手が、竜王とともに将棋界の頂点に位置する名人という快挙で、昨年に歴代最多29連勝を達成した時以来の衝撃を日本中に与えた。
来月17日の同棋戦準決勝では永世7冠が評価され、国民栄誉賞受賞が決まった羽生善治竜王(47)と公式戦で初対戦し、さらに同日の決勝に進めば15歳6カ月での史上最年少、および史上初の中学生棋士による棋戦優勝の可能性がある。再び歴史的1日になるかもしれない対局へ向けて、勢いを持続して臨むためにも白星を重ねたいところだ。
対局場には藤井が一足先に午前9時41分に入り、2分後に矢倉が入室。同10時、藤井はいつも通りお茶を一口飲んでからゆっくりと初手を指した。先手番の藤井は穴熊に構え、後手の矢倉は美濃囲いから四間飛車で攻略の糸口を探った。
“勝負メシ”としていつも注目される昼食の出前は、藤井が会館近くにある「やまがそば」の他人丼と冷やしうどんセット(830円)、矢倉が会館1階にある洋食レストラン「イレブン」の珍豚美人(ちんとんしゃん)定食(900円)を注文。店側の勘違いで藤井は冷やしうどんが温うどんになる“ハプニング”もあったが、本人は了承していた。
持ち時間は各6時間で、昼食、夕食の休憩2回(各40分)をはさむ。早ければ同日深夜までの終局が見込まれる。
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