野球部員への暴力や暴言があったとして男性監督が6カ月の謹慎処分を日本学生協会から受けた
奈良県立五條高校(五條市岡町)で、同部の男性コーチが部員に不適切な発言をし、日本高校野球連盟から
厳重注意されていたことが24日、同校などへの取材で分かった。
同校は保護者からの指摘で7月下旬から調査。6月にあった試合の後、コーチが部員に
「そんな力で試合に出たいなら、金を払わないと」と発言したことが分かった。学校は8月上旬、
「冗談であっても金銭要求と捉えられかねない」と注意し、以後はコーチを部に関わらせていない。
その後、部員らへの無記名アンケートで監督の不適切指導が発覚。教諭でもある監督は
昨夏の大会後に就任して以降、部員に蹴るなどの暴力を数回振るい、練習や試合中に何度も
罵倒したという。監督は8月下旬から謹慎している。
同校は「生徒や保護者に謝罪し、不信感を払拭(ふっしょく)したい」としている。
【矢追健介、佐藤英里奈】
毎日新聞
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