早実・清宮幸太郎内野手(3年)は何球団が競合し、どこが当たりくじを引くのか。26日に行われる今年のドラフト会議が今から注目されているが、1年前のドラフトの主役だったのが、5球団が1位指名で競合したソフトバンク・田中正義投手(23)だ。ところが、即戦力右腕として大きな期待を寄せられながら、右肩の炎症に悩まされて1年目の一軍登板はまさかのゼロ。“昨年の主役”に、来季への思いを聞いた。
一軍登板なしでプロ1年目を終えた田中が、雪辱に向けた思いを口にした。現在は宮崎で行われているみやざきフェニックス・リーグに参戦中で、来季を見据えて練習に励んでいる。
「(2年目に向けては)今からが勝負というか…。まさに今が勝負ですね。2月1日までにどれだけ成長できるか。それだけです。進んでは止まって、進んでは止まっての繰り返しだと思うので、一日も無駄にしないのが大事だと思っています」
それでも現状は課題が山積みだという。
「このまま光を見ずに終わっていくのか、本当に自分次第というか。やることは多すぎるくらいある。だからこそ一日も無駄にはできない。それこそ、それなりじゃできないと思ってます。どれだけできるかですね」と話した。
昨年のドラフト会議ではソフトバンク、巨人、日本ハム、広島、ロッテの5球団が1位指名し、ソフトバンクが交渉権を獲得。鳴り物入りで入団した156キロ即戦力右腕は、初めてのキャンプは一軍で過ごすなど、そこまでは順調だった。しかし、開幕前に右肩の炎症でリハビリ組に合流すると、そこから状態が上がってこなかった。二軍での登板も9月23日の阪神戦(筑後)で投げた1試合だけ。3回を打者11人に対して2安打2失点、防御率6・00という成績に終わった。
右肩は創価大時代からの故障歴があった箇所。これまでのリハビリでは体力強化、故障を防止するための体の使い方など、土台作りもしてきた。開幕ローテ入りを目指してスタートしただけに、ここまで苦しむとは想像もしていなかっただろうが、この1年をどう捉えているのか。
「おそらく皆さんの期待を裏切った1年だったと思う。来季はシーズンを通して貢献できるようにしたいです。(今季は)マウンドに立ててないのが自分の現在地だったので。そこを認めて前に進むしかないですね。投げられると思って(プロに)入った。投げられなかったことをまず認めて頑張るしかないですね」
ほとんど投げられずに終えた1年だったが、現在は実戦復帰している。10日にはフェニックス・リーグで先発マウンドにも立つ予定だ。
「すごいレベルの低い話ですが、投げられなかったことが投げられるようになった。チームに貢献できるように実力をつけたいです」
あれだけの注目を集めた逸材でも、故障やアクシデントなど、何が起こるか分からないのがプロの世界。とはいえ田中の武器である直球は誰もが認めるところで、昨年のドラフト会議を沸かせた主役は、苦悩の1年目を糧にするためにも一歩ずつレベルアップすることを目指している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171011-00000005-tospoweb-base
一軍登板なしでプロ1年目を終えた田中が、雪辱に向けた思いを口にした。現在は宮崎で行われているみやざきフェニックス・リーグに参戦中で、来季を見据えて練習に励んでいる。
「(2年目に向けては)今からが勝負というか…。まさに今が勝負ですね。2月1日までにどれだけ成長できるか。それだけです。進んでは止まって、進んでは止まっての繰り返しだと思うので、一日も無駄にしないのが大事だと思っています」
それでも現状は課題が山積みだという。
「このまま光を見ずに終わっていくのか、本当に自分次第というか。やることは多すぎるくらいある。だからこそ一日も無駄にはできない。それこそ、それなりじゃできないと思ってます。どれだけできるかですね」と話した。
昨年のドラフト会議ではソフトバンク、巨人、日本ハム、広島、ロッテの5球団が1位指名し、ソフトバンクが交渉権を獲得。鳴り物入りで入団した156キロ即戦力右腕は、初めてのキャンプは一軍で過ごすなど、そこまでは順調だった。しかし、開幕前に右肩の炎症でリハビリ組に合流すると、そこから状態が上がってこなかった。二軍での登板も9月23日の阪神戦(筑後)で投げた1試合だけ。3回を打者11人に対して2安打2失点、防御率6・00という成績に終わった。
右肩は創価大時代からの故障歴があった箇所。これまでのリハビリでは体力強化、故障を防止するための体の使い方など、土台作りもしてきた。開幕ローテ入りを目指してスタートしただけに、ここまで苦しむとは想像もしていなかっただろうが、この1年をどう捉えているのか。
「おそらく皆さんの期待を裏切った1年だったと思う。来季はシーズンを通して貢献できるようにしたいです。(今季は)マウンドに立ててないのが自分の現在地だったので。そこを認めて前に進むしかないですね。投げられると思って(プロに)入った。投げられなかったことをまず認めて頑張るしかないですね」
ほとんど投げられずに終えた1年だったが、現在は実戦復帰している。10日にはフェニックス・リーグで先発マウンドにも立つ予定だ。
「すごいレベルの低い話ですが、投げられなかったことが投げられるようになった。チームに貢献できるように実力をつけたいです」
あれだけの注目を集めた逸材でも、故障やアクシデントなど、何が起こるか分からないのがプロの世界。とはいえ田中の武器である直球は誰もが認めるところで、昨年のドラフト会議を沸かせた主役は、苦悩の1年目を糧にするためにも一歩ずつレベルアップすることを目指している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171011-00000005-tospoweb-base