リーガ・エスパニョーラのバルセロナは、カタルーニャ独立を問う州民投票の影響を受け、1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第7節ラス・パルマス戦を無観客試合で戦うことになった。
もし独立となった際はリーガからの脱退、そして他国リーグに所属するとの憶測も流れているが、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督がこの問題について言及したと、バルセロナの地元紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
バルサの“移籍先”としては隣国であるフランスのリーグアン、そしてイングランドのプレミアリーグといった報道も流れている。それについてベンゲル監督は、2-0で勝利したブライトン戦後、報道陣に対して「カタルーニャ語を学ぼうとしないとね」と冗談めかしつつ、こう語ったという。
「もしバルサがプレミアリーグに加入したいとなれば、誰にとっても物事はとても難しいことになるだろう。ただもちろん、我々は彼らが入ってくることになったとは思わないけどね。今回の件は興味深い出来事で、バルサは非常に政治的なクラブとしての側面を持っている。それがスポーツ面にも影響を及ぼしている」
「スコットランドのクラブを優先すべきだ」
今回の投票だけでなく、本拠地カンプ・ノウで独立を巡るメッセージを発信するファンが多く、スペイン代表DFジェラール・ピケのような存在がいることも示唆している。
ただベンゲル監督はその一方で「我々はすでに(プレミアリーグで)20チーム存在している。もし24チームにするならば、リーガのチームよりもスコットランドのクラブを優先すべきだ」とも指摘している。今回持ち上がったバルサの問題は、各国の名将にとっても気になる出来事であることは間違いない。
10/3(火) 12:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171003-00010005-soccermzw-socc