日本人初の世界3階級制覇を成し遂げた元プロボクサーの亀田興毅氏が、教え子のYouTuberジョーがボクシングのプロテストに合格したことに、
「ジョーがすごく頑張った。おれの気持ちに応えてくれた。あいつの実力です」とたたえた。
9月26日に行われたプロテストの結果は、今日27日に後楽園ホールで発表。
合格者の名前だけが記された張り紙に名前を見つけると、師弟で喜び、抱き合った。
「自分もすごいプレッシャーだったんですよ。3カ月でプロにするのも、できなかった時はこっちにもリスクがある。ホンマに難しかった」とホッとした表情を浮かべた。
AbemaTV「亀田×ジョー プロボクサーへの道〜3ヶ月でデビュー戦〜」の企画として行われた3カ月でのプロ合格という難題。
何度も世界のベルトを巻いた男にも、全く別の緊張が走っていた。
「ジョーがすごく頑張ってくれた。自分たちが考えたメニューを3カ月やったら絶対に合格できるというのは自分の中にはありました。
それを実行するか、してくれないかは本人次第。ジョーは与えた練習を、それ以上やろうとしてくれた」と、教え子に対して満点の評価を出した。
9月1日、自身のいとこの亀田京之介とジョーの2人で受けたプロテストでは、ジョーがまさかの不合格。
トレーナーとしての責任も感じていた興毅氏は「もう後がない」と、重圧も感じていた。
5月に行われた「亀田興毅に勝ったら1000万円」で出会い、戦い、その後に教え子になった、ジョーを晴れてプロに育てあげた。
「教えるのは正直、難しい。(よくほめたのは)ジョーにはその方がいいかと思って。全部頭ごなしで怒ってばっかりだったら、人間ダメになっていく。
あかんところを見つけるのではなく、長所を伸ばしてあげようと思っていました」と、性格を見極め、そして力を引き出した。
プロテスト直前には、師弟でスパーリングをしたが「自分は衰えて、あいつは本気で練習していた。自分は、もうふらふらでしたよ」と笑った。
教え子の力を肌で感じ、その拳の強さにうれしさを感じる。指導者・亀田興毅氏の見せた、新たな表情だった。
プロテストの模様の一部や合格発表は、10月1日放送の番組内でも紹介される予定だ。
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2017年9月27日 20時48分 AbemaTIMES