http://www.sanspo.com/sports/news/20170904/sum17090417060004-n1.html
ぶつかり稽古で新十両の矢後に胸を出す横綱稀勢の里=千葉県船橋市の二所ノ関部屋(藤原翔撮影)
左上腕や左足首などの負傷の影響で大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)出場が危ぶまれている横綱稀勢の里が4日、
千葉県船橋市の二所ノ関部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古で新十両の矢後と13番取り、関取との稽古を再開した。
2場所連続途中休場中の横綱は出場の可否について言及せず
「しっかり体をつくって土俵に上がった。まあ、まだまだ。良くも悪くもない」と話すにとどめた。
実力差の大きい左の相四つの相手に対し、すぐに右上手を引く取り口が目立ち全勝したが、得意の左おっつけは出なかった。
見守った親方衆からは調整について不安視する声が上がった。
日本相撲協会の二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は「まだ不安だな。出るのなら優勝争いをしてほしい」と話し、
芝田山親方(元横綱大乃国)は「本場所で相撲を取れる状況ではない。痛めたところの回復具合を模索しているように感じた」との見解を示した。