>>96>>105
これを思い出す
虐めのきっかけは高齢の父親…
▼自宅に少女を9年以上監禁
▼犯行に至るまでの環境と家庭内暴力
佐藤の父は、柏崎市内のタクシー会社の専務取締役で、61歳で再婚した。
母は生命保険会社の外交員で、結婚当時の年齢は35歳。夫とは26歳の年の開きがあった。
佐藤宣行は、父が62歳、母が35歳の時に生まれた子供である。高齢の父は佐藤を「ボクちゃん」と呼び、非常に可愛がった。欲しいものは何でも買い与えた。
▼しかし小学性の頃、友達から「お前のお父さん、おじいちゃんみたいだ。」と言われたことがきっかけで、だんだんと態度が変わっていく。
父を「ジジイ」と呼び、物を投げたり父親を殴ったりするようになっていった。
▼高校に進学した頃になると母親に「なんであんなジジイと結婚したんだ!」と怒鳴り始めた。
父親に対する暴力はだんだんとエスカレートし、日常的に殴る蹴るを繰り返した。しかしそれでも我が子可愛さからか、父親は佐藤を怒ろうとはしなかった。
高校を卒業後、市内の精密部品メーカーに就職したが、遅刻したことを上司に怒られ、2ヶ月で辞めた。
それ以降全く働かず、家に引きこもるようになった。
佐藤が20歳の時、ついに父親は家庭内暴力に耐え切れず、家を出て親戚の家で生活するようになった。この時父親は81歳になっていた。
佐藤は、母親が「私も出て行く」と言い始めたことに激怒し、家の仏壇に火をつけた。幸い家事になる前に火は消し止めた。
昭和60年、父親は、この親戚の家から特別養護老人ホームに移り、
佐藤と完全に離れた生活を送るようになった。そしてその4年後、89歳で死亡している。佐藤が少女の監禁を始める前の年だった。