この日、ネルシーニョ前監督(67)が解任され、暫定的に吉田HCが新監督として指揮を執ることが発表された。
練習後、取材に応じた吉田監督は「ヘッドコーチとして力不足なところがあったので、ネルシーニョ監督には申し訳ない。
後任として自分を指名してもらったので、目の前の試合に集中したい」と決意表明した。
ネルシーニョ前監督とは、吉田監督が初めてトップコーチに就任した15年から約2年半の付き合いだった。
HCとなった16年からはネルシーニョ前監督の右腕として経験を積み「全てが勉強になった。人間性、
マネジメント能力、戦術眼。それをベースにやろうと思う。ネルシーニョ監督はお父さんという感じで接していたし、
彼も自分を息子のように接してくれた」と感謝。現在チームは11位と低迷しているが「気持ちを切り替えて一丸となってやりたい」と誓った。
この日、選手には2つのことを求めたという。1つは「組織として戦える集団となること」。「特別な選手や守備をサボる選手は作らない。
ハードワークを求めて、球際に強くいってほしい」。2つ目は「チームワークを大切にする」。「僕ももちろん選手をリスペクトするし、
選手同士、スタッフにも尊敬して欲しい。仲良し軍団ではダメ。お互い要求し合おう」と伝えたという。
ネルシーニョ前監督から主将を任命されたFW渡辺は、吉田新監督から「主将は引き続きやってくれと言われた。
こういう時こそまとまらないといけないし、まとまらないと勝てない」と厳しい表情。スタッフの変更はなく、
20日のホーム横浜F・マリノス戦から全員で再浮上を目指す。
8/16(水) 19:17配信 日刊スポーツ
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取材に応じる神戸の吉田新監督(撮影・小杉舞)
