第1打席の初球を、迷わず強振した。1点を追う三回、楽天の高卒2年目のオコエがディクソンのカーブをコンパクトに振り抜き、
左翼線へ二塁打。続く茂木の二ゴロで三進し、銀次の左前打で同点のホームを踏んだ。
ペゲーロ、岡島ら主力が故障で相次いで離脱したため、4日に今季初めて1軍に昇格。5日のロッテ戦から、
これで5試合連続安打と期待に応える働き。オコエは「強い打球が飛ばせるようになった」と自らの成長を実感。
バットを寝かせる構えに変え、体の近くでボールを捉えられていることが好調の要因だと明かす。
俊足、堅守の20歳。次世代のスターとして大きな期待を背負うが、今年は開幕前に右手薬指を痛めて手術を受け、
バットを握れない日々が続いた。苦境の中、「しっかり結果を出さないと(1軍に)上がれないと肝に銘じてやってきた」。
腐らず努力を重ね、輝きを取り戻した。梨田監督も「楽しみな選手」と期待を寄せている。
時事通信
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