学生のみなさん、宿題してますか!? まぁ今はまだ余裕ですよね。前回の「捕手編」に続いて、今回は「投手編」。そう、お題は「夏休みの宿題」。
見るからに賢そうな藤浪投手はどうしていたのかな? 「うーん…。マジメにやってなかったですねぇ。でも終わらせて、ちゃんと提出はしていましたよ。全部答えを見て書いてましたけど」と、いたずらっぽく笑う。うっわ〜。要領いい! さらに要領よくやったのが絵日記だとか。「初日に『野球』って書いて、そこから最後までさーっと矢印を書いときました(笑)」。そんな横着、あり? 確かに毎日、野球をしていたそうだけど…。
そして「あ、工作はそれなりにやりましたよ」と胸を張る。「手伝ってもらわず、自分でいろいろ作ったなぁ。ナントカ教室に行って、木材切って…電動ノコギリとかも使って」。でも作った作品は覚えていないらしい。「基本的に夏休み自体、まともにあった覚えがないですもん」。なるほど。ホント野球漬けの毎日だったんだなぁ。
安藤投手も野球優先だったそうだ。「だからあんまり覚えてないなぁ。覚えてないってことは興味ないってことだよね(笑)」。夏休みの宿題に興味ある人のほうが少ないかもね。
「でも僕はさっさとやるタイプだったね。先にやっちゃう。だいたい夏休みの半分くらいには終わらせてたかな」。なんという優等生!「いや、あとあと苦しみたくないからね」。最後に苦しんでいる人が多い中、素晴らしい。
と思っていたら、さらに上がいた! 守屋投手だ。「宿題をもらったら即やってました。もらったその日から始めてずっとやって、夏休みが始まる前には終わってました(笑)」。始まる前とは! じゃあバラ色の夏休みだ。しかし、よくよく聞くと「夏休みの友」という冊子は授業中にやっていたそう。それはそれでどうなんだ!? でもやはりそれも、とにかく夏休みは一日中、野球をやりたいがゆえだったようだ。
「ポスターは最終日に叔母さんに描いてもらって、工作はじいちゃんがそういうの好きなんで教えてもらいながら、まぁほぼ作ってもらって木の宝箱みたいなのを作ったかな」。家族の絆の強さは伝わってきた。
定番の「ギリギリタイプ」は伊藤和投手と山本投手だ。伊藤和投手は「早めにやろうって、いつも思ってたんですよ。でも早めに終わったことない」という。「簡単なもの、すぐにできるものからやっていって、いつも最後に残るのがあるんですよ」。なんだろう。工作かな? 「いや、工作は親に手伝ってもらってたんで。木で釘打って何か作りましたね。覚えてないけど」。やはり大変なのは親御さんだ。
じゃあ自力で苦労した宿題とはいったい…? 「写生です! 絵が苦手で、写生がなかなかできなくて、いつも最後になってました」という。
「どこかに描きに行かなきゃいけないのも大変だった。20分くらい自転車をこいで行ってましたね。まぁ地元は田舎なんで、山とか川とか自然の風景を描くんですけど、描きやすそうなのを選んで絵の具で描きました」。絵は手伝ってもらわず、ちゃんと自分で仕上げたようだ。それは偉い!いやいや、当たり前だ。
山本投手も「期限が迫って、最後の3日間でやるタイプ」だったそうで、「工作は母親がほとんどやってくれてましたね」。キミもか! 特に苦手だったのが算数系だったそうだ。「ほんと好きじゃなかったですねぇ。算数はまだいいか。数学になると、もうね」と苦笑いだ。
しかし一方、「本読むのはすごく好きだった。国語系は得意でしたね。感想文とかも嫌じゃなかった」という。特に心に残っているのが中学1年のときに読んだ「青空のむこう」だ。生きている今の大切さを教えてくれるという内容だが、「読んでから(作者の)アレックスシアラーがめっちゃ好きになったんです」と熱く語ってくれる。たまたま買って読んだこの本との出会いで、今も本を読むのが大好きなのだという。そう考えると宿題の意義、大きいな。(毎週土曜掲載)
http://www.sanspo.com/baseball/news/20170805/tig17080512000001-n3.html
見るからに賢そうな藤浪投手はどうしていたのかな? 「うーん…。マジメにやってなかったですねぇ。でも終わらせて、ちゃんと提出はしていましたよ。全部答えを見て書いてましたけど」と、いたずらっぽく笑う。うっわ〜。要領いい! さらに要領よくやったのが絵日記だとか。「初日に『野球』って書いて、そこから最後までさーっと矢印を書いときました(笑)」。そんな横着、あり? 確かに毎日、野球をしていたそうだけど…。
そして「あ、工作はそれなりにやりましたよ」と胸を張る。「手伝ってもらわず、自分でいろいろ作ったなぁ。ナントカ教室に行って、木材切って…電動ノコギリとかも使って」。でも作った作品は覚えていないらしい。「基本的に夏休み自体、まともにあった覚えがないですもん」。なるほど。ホント野球漬けの毎日だったんだなぁ。
安藤投手も野球優先だったそうだ。「だからあんまり覚えてないなぁ。覚えてないってことは興味ないってことだよね(笑)」。夏休みの宿題に興味ある人のほうが少ないかもね。
「でも僕はさっさとやるタイプだったね。先にやっちゃう。だいたい夏休みの半分くらいには終わらせてたかな」。なんという優等生!「いや、あとあと苦しみたくないからね」。最後に苦しんでいる人が多い中、素晴らしい。
と思っていたら、さらに上がいた! 守屋投手だ。「宿題をもらったら即やってました。もらったその日から始めてずっとやって、夏休みが始まる前には終わってました(笑)」。始まる前とは! じゃあバラ色の夏休みだ。しかし、よくよく聞くと「夏休みの友」という冊子は授業中にやっていたそう。それはそれでどうなんだ!? でもやはりそれも、とにかく夏休みは一日中、野球をやりたいがゆえだったようだ。
「ポスターは最終日に叔母さんに描いてもらって、工作はじいちゃんがそういうの好きなんで教えてもらいながら、まぁほぼ作ってもらって木の宝箱みたいなのを作ったかな」。家族の絆の強さは伝わってきた。
定番の「ギリギリタイプ」は伊藤和投手と山本投手だ。伊藤和投手は「早めにやろうって、いつも思ってたんですよ。でも早めに終わったことない」という。「簡単なもの、すぐにできるものからやっていって、いつも最後に残るのがあるんですよ」。なんだろう。工作かな? 「いや、工作は親に手伝ってもらってたんで。木で釘打って何か作りましたね。覚えてないけど」。やはり大変なのは親御さんだ。
じゃあ自力で苦労した宿題とはいったい…? 「写生です! 絵が苦手で、写生がなかなかできなくて、いつも最後になってました」という。
「どこかに描きに行かなきゃいけないのも大変だった。20分くらい自転車をこいで行ってましたね。まぁ地元は田舎なんで、山とか川とか自然の風景を描くんですけど、描きやすそうなのを選んで絵の具で描きました」。絵は手伝ってもらわず、ちゃんと自分で仕上げたようだ。それは偉い!いやいや、当たり前だ。
山本投手も「期限が迫って、最後の3日間でやるタイプ」だったそうで、「工作は母親がほとんどやってくれてましたね」。キミもか! 特に苦手だったのが算数系だったそうだ。「ほんと好きじゃなかったですねぇ。算数はまだいいか。数学になると、もうね」と苦笑いだ。
しかし一方、「本読むのはすごく好きだった。国語系は得意でしたね。感想文とかも嫌じゃなかった」という。特に心に残っているのが中学1年のときに読んだ「青空のむこう」だ。生きている今の大切さを教えてくれるという内容だが、「読んでから(作者の)アレックスシアラーがめっちゃ好きになったんです」と熱く語ってくれる。たまたま買って読んだこの本との出会いで、今も本を読むのが大好きなのだという。そう考えると宿題の意義、大きいな。(毎週土曜掲載)
http://www.sanspo.com/baseball/news/20170805/tig17080512000001-n3.html