“第2の五輪”と呼ばれるワールドゲームズ(ポーランド)で全階級でメダルを獲得した空手の日本代表が28日、
羽田空港に帰国した。女子68キロ超級で2連覇を達成した植草歩(25)=高栄警備保障=は、実は壮絶だった
メダルラッシュの裏側を明かした。
たどり着いた選手村で、まさかの展開が待っていた。割り当てられた部屋には2人使用のベッドルームが4つあり、
風呂、トイレは共用。空手の女子選手4人が入った部屋のルームメートは、地元ポーランドの男子選手4人だった。
国際大会としては前代未聞の男子選手と風呂、トイレ共用。植草は「大変でした。寝ている時に後輩たちが『先輩、
男子選手と風呂、トイレ共用ですよ』って言ってたのをちょっと聞いてたんですけど、朝起きて部屋を出たら外国人の
男の人が立っていて」と、苦笑いで振り返った。
形の清水は両親が応援にきており、そのホテルを使うことができたが、その他の選手はそのまま共同生活。
植草は「ポーランドの選手も、気を使ってくれていた。お風呂に入っている時は入ってこないでくれてたし」。
そんな中で女子は金メダル2つ、銀メダル1つ、銅メダル1つを獲得。空手女子の精神的なタフさを示した大会となった。
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