[ロサンゼルス 20日 ロイター] - アカデミー賞で3度主演男優賞を獲得した俳優ダニエル・デイ・ルイス(60)が引退すると、広報担当者が20日、声明で明らかにした。デイ・ルイスは、個人的な決断として引退理由は明らかにしていない。
声明は「ダニエル・デイ・ルイスは今後、俳優としての仕事はしません。長年にわたって一緒に仕事をした方々や観客の方々に深く感謝しています」と記し、これ以上のコメントはないとした。
デイ・ルイスが出演する最後の映画となるのは12月公開予定のポール・トーマス・アンダーソン監督作「Phantom Thread(原題)」で、1950年代の英国のファッション業界を描いた作品。
ロンドン生まれのデイ・ルイスは主演男優部門でオスカーを3度受賞した唯一の俳優。受賞作品は1989年公開の「マイ・レフトフット」、2007年の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」、2012年の「リンカーン」。
1990年代後半の一時期、俳優業を休業してイタリアで靴職人の修業をしていたことがあった。また、2013年に「リンカーン」でオスカーを受賞した後、英紙は、デイ・ルイスが所有するアイルランドの農場で長期休暇をとる計画だと報じた。
作家アーサー・ミラーの娘で脚本家・映画監督のレベッカ・ミラーと結婚し、3人の子供がいる。
6/21(水) 10:49配信 ロイター
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