プリンスの遺産相続人、未発表音源のユニバーサル・ミュージックとの契約を破棄する方向に
http://nme-jp.com/news/39211/
2017.6.9 金曜日
プリンスの遺産相続人らはユニバーサル・ミュージック・グループとの3100万ドル(約34億円)に及ぶ契約について権利をめぐる将来的な衝突の可能性から無効にしようと試みている。
プリンスの異母姉であるシャロン・ネルソンをはじめとした相続人によって提起された契約からの撤退が遂行されるかについては、来週それを結審するための法廷審問が行われるという。プリンスの相続人らは「保管庫」に収められている未発表曲やその他の音源に対する権利についてユニバーサル・ミュージック・グループとの契約を無効にしようと試みている。
プリンスの遺族と相続人はワーナー・ミュージック・グループとの権利をめぐって衝突を危惧しているという。ワーナー・ミュージック・グループはこうした音源の権利を持っている可能性があり、遺産管理団体のビジネスにおける信用を傷つける可能性があるとしている。
プリンスの相続人の弁護士らにより提出された9月のメモには次のように記されている。「ユニバーサル・ミュージック・グループとの保管室についての合意はいかがわしいだけでなく、法的強制力がありません。もし締結されれば、遺産が訴訟にさらされる可能性があります」