関脇・高安が平成生まれ初の日本人大関昇進に当確ランプをともした。前頭4枚目・宝富士を上手投げで下して10勝目。昇進目安となる三役での直近3場所合計で33勝に到達した。
兄弟子の稀勢の里の横綱昇進に刺激を受け、2度目の大関取りで関門をクリアした。
しかし、二所ノ関審判部長(元大関・若嶋津)は25日、高安の大関昇進に関して慎重な姿勢を貫いた。取組前には「千秋楽まで見る。横綱に勝ってほしいよね。目安(に到達する)だけでなくてね」と13日目の日馬富士戦の勝利が決定打になると語った。昇進には相撲の中身も加味され、同審判部長は「内容がいい。押し込んでいるからはたきも効く」と評価した。
土俵下で高安の相撲を見届けた藤島審判副部長(元大関・武双山)は「力強い。何となく勝っていない力がある相撲。33勝? 大きい一番ですね」と地力を認めた。
14日目までの結果を見て審判部内で意見を統一して本格的に昇進の手続きに入るが、新大関誕生は間違いなさそうだ。
ソース/スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20170526-OHT1T50004.html