20日に東京・有明コロシアムで行われたプロボクシングのトリプル世界戦で、ともに勝利を挙げた比嘉大吾と
拳四朗が、試合から一夜明けた21日、同コロシアムで記者会見に臨んだ。
WBC世界フライ級王座を奪取した比嘉は、顔に腫れもなくスッキリした表情。「1ラウンドではどうなるかと
思ったけど、2ラウンドの前に歯が抜けて緊張がほぐれた」と満面の笑み。現時点でプライベートでしたいことを
問われると「簡単に抜けない、安定感のある歯を入れたい」と話して報道陣を笑わせた。
また比嘉の陣営の具志堅会長は「比嘉が勝たなかったら、もうボクシングジムはやめようと思っていた」と
衝撃の告白。自らにとって“土俵際の大一番”でまな弟子が勝ったことを改めて喜んだ。また具志堅会長は
WBA世界ミドル級の王座決定戦で、村田諒太が優勢に試合を進めながらも「疑惑の判定」で敗れたことに言及。
「日本で試合をやってるから、村田のワンサイドかと思ったら逆だもんね。どういうことかと思った」と語った。
またWBC世界ライトフライ級のベルトを奪取した拳四朗は「ギリギリの判定だったけど、勝ててうれしい」とニンマリ。
今後の目標を問われると「指名試合があるので、その防衛戦に勝って(八重樫東ら日本人との)統一戦ができたら
盛り上がる」と闘志を燃やしていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00000143-sph-fight