【兵庫】「農民車」淡路島で６０年、独自の進化　幻のライバル「コマツ」を淘汰　「農作業がなんでもでき、ドライブも楽しめる」 [坊主★]->画像>3枚

前田幸男さんが最初に購入した前田鉄工所の農民車。現役は退いたが、今も運転可能だ＝南あわじ市志知中島

農民車コマツ（日本自動車博物館提供）


　淡路島特産の野菜といえば、タマネギ。春から６月にかけての収穫期に活躍するのが、地元の鉄工所が造る独特な「農民車」だ。乏しい記録を探ると、その始まりは約６０年前。しかも同時期、大手建設機械メーカーによる、もうひとつの「農民車」が注目を浴びていた。惜しくも短命に終わった車は果たして、草創期を彩る幻のライバルだったのか−。

　農民車を最初に手掛けたといわれるのが、南あわじ市松帆脇田出身の前田敬語さんの鉄工所。いとこの農業前田薫さんのアイデアで、牛馬車の木製荷台に中古の自動車部品や農業用発動機を組み合わせ開発した。

　敬語さんが２００２年に７４歳で没した後は修理のみ続けていたが、今年初めに機材を処分。過去を物語る資料は、農民車を特集したＮＨＫテレビ「明るい農村」（１９８３年）などの録画しかないという。

　製造時期について、敬語さんは同番組で「昭和３５、３６年」と説明。それを裏付ける「６１年秋に試作」という記述が研究書「地域農業の革新」（８３年）にある。製造現場を見たという元営農指導員の日本農作業学会誌（２００１年）での報告はやや異なり、「第１号は６０年５月、現在の普及型の原型は６２年２月に誕生」としている。

　「最初は格好も悪いし、皆、笑いよったんやけど、かなり注文があった」と、敬語さんは同番組で回想。この手作り感あふれる農民車と対照的な存在が、小松製作所（現コマツ）による「農民車コマツ」だ。

　日本自動車博物館（石川県小松市）によると、農作業と街乗りの兼用を狙い、６０年に発売。デザインにもこだわり、「ヤクルト」の容器などで知られる剣持勇氏が手掛けた。４３００台を製造したが、６２年に生産を終了したという。

　神戸新聞淡路版を調べると、「島の農家機械化ばやり／人気のマトは農民車」という６１年４月７日付の記事がある。「農作業がなんでもでき、ドライブも楽しめる」農民車の写真は、見るからにコマツ製だ。

　一方、地元の鉄工所製は「農用万能車」「農作業用運搬自動車」などと６４年の記事で表現。「農業用特殊作業車“淡路農民車”」として登場するのは６７年３月３０日付の記事で、旧三原郡を中心に約１５００台が普及しているとあることからも、通称化がうかがえる。

　タマネギの生産が盛んな淡路では、ぬかるみで大量の収穫物を運び出せる積載力や登坂力が求められた。農家の前田幸男さん（８３）＝南あわじ市志知中島＝は約４０年前、前田鉄工所が四駆のダンプ式農民車を造ると、土やバラケ（牛ふん堆肥）を田んぼに運び入れるのにも役立つと、すぐ購入。現在は３台所有しており、「１年中よう働いてくれて、ありがたい」と話す。

　車体の大きさや機能などオーダーメードで独自の進化を遂げ、淡路の農家には１台以上あるといわれる。地元仕様の便利さで爆発的に広まるにつれ、コマツ製のお株を奪う格好で、「農民車」のネーミングが定着したのかもしれない。（田中真治）

　■沖縄でもサトウキビ収穫に一時活躍

　「淡路の鍛冶屋の知恵の塊」とも評される農民車。江本一也さん（７４）＝南あわじ市阿万下町＝によると、かつては島外に渡り、タマネギ以外の農産物で活躍したこともあったという。

　江本さんは、父親の始めた鉄工所で１９６６年ごろから農民車を手掛け、最盛期の８０年ごろは年間で最大１２８台を製造した。

　沖縄・西表島から依頼があったのは８３年。親戚のいる淡路へ見学に来た農業青年が「サトウキビやパイナップルの収穫などに威力を発揮する」と農民車を熱望。知人を介して、江本さんに話が持ち込まれた。

　現地で指導したものの、技術的に難しく、完成品を５台ほど送った。しかし、「潮でぼろぼろになり、１０年も使わなかった」と再訪時に聞かされた。別の沖縄の離島向けには、同業者と数十台を製造。大阪や徳島のイモ農家などからも数台の注文があったが、根付かなかったようだ。

　阿万地区にあった鉄工所５軒のうち、最後に残った江本さんは「部品が入らなくなった」ため、約２年前に製造をやめた。ハイテク化で転用可能な自動車が減ったことや、中古車が海外に流れていることが背景にあるという。農民車は長期的には、希少な存在になっていくかもしれない。（田中真治）

神戸新聞NEXT 2021/6/12 11:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202106/0014409841.shtml

ナンバー付いてない田植機とか今の季節公道走ってたりするけどこれは大丈夫なのか

先日、結構な速さで走るこんな形の農作業車を見たわ。
でも、普通車の速度じゃないから、追い抜いちゃったけどね。

「田舎のポルシェ」の登場で、淘汰されたんじゃないのんな。

> 前田敬語さん

名前に驚いた。どういう経緯でこの名前に決めたのか気になる。

耕運機で走るあれだろ
耕運機の耕さないでタイヤだけ回すモードで牽引して走行すると
5万で作れる車
速度はくっそ遅いが馬力はあるので、移動はできる

ああ、あれだろ？
木牛とか流馬とかいうやつ。

中国旅行した時、あっちの農村でよく見たわ
トラクターのエンジンを流用して、後ろに荷台くっつけてる
馬車の発展形みたいなもんで、パワーはあるから地元の寄り合いバスみたいな役割も果たしてた
最近の中国は田舎でも電気だけは手に入るんで、電気自動車版の農民車が出回ってるらしい
淡路島の場合、島で他の地域と隔絶してるから存続してるんだろうな

こうやってメディアに取り上げると、正義マンに目を付けられて禁止になりそう。

小型特殊の免許で乗れるクルマだよ
千葉にもあった。30年前は農村地帯で走ってたぞ

耕運機の後ろにトレーラーを取り付けたタイプもあった
うちの近所ではこっちのほうが多かったかな

嫁実家近くのおばちゃんが、トラクターで隣町まで買いもんに行ってたな（笑）

ケケ中に塗りつぶされる前に記録を遺すのね
良い仕事……か？

車検がないのでやりたい放題らしいな

>>2
体当たりして警察呼んだらわかるのでは？

屋根切った軽トラかと思ったら違った。
あれはミカン農家だっけか?

>>2
小型特殊のナンバーは道路交通法による定めじゃなくて、
地方税納付による定めだから、警察は関係ない。
もちろんナンバーなしで公道走行出来る。
ただ、厳密には脱税

荷台に彼女さ乗せてドレェブさ行くだべ

玉ねぎ専用車両か

農家は職業ではなく身分
こういうので走る特権も持っている

田舎のポルシェとタンボルギーニに駆逐された乗り物か。

敬語wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

荷台をオプションで特注できるだけで需要がありそう。
荷台に運転機能があれば、ハシゴ代わりになって果樹園での収穫も楽だろうから。

俺は果樹用の薬剤噴霧器を始めこの手の車両はサンダーバードって呼称してる。

毛沢東もびっくり

>>2
出たよ正義マン
小心者なのにマウントは取りたいのか？

広い荷台が良いなあ
ゆっくりで良いんだよ、これで幌つけてキャンプとか面白そう

>>16
一昔前はそれでも通ったんだけど、原付だと最近はプレート付けてないと罰則あったりすんだよね。
小型特殊まで含まれてるかは調べてないのでわからんが。

それ以前に、
いまだにタマネギって手で掘るのか！と北海道人が驚愕。

>>2
公道といっても農道も林道も関係ない乗用車が
制限なしで通行できるからな
優先制限のない一般の公道ではナンバー無しの
農業用車両が通行するのは違反だろうな。

使いやすいのは分かるが、ドライブ楽しむは無理だろ
それに、仕事のための移動で公道走るのは黙認するにしても、「ドライブ楽しむ」とか言い出すならナンバーつけろや

>>28
淡路のは新玉ねぎだから機械掘りじゃ痛むんでしょ。
単価も違うし。

ドライブは無理だろ
うちの耕運機もアクセル目いっぱいで時速５０キロもきつい
一般道で流れに乗れない

>>25
>2は素朴な疑問の域を出ないと思うけど？
あんた生きづらそうな人生歩んでるな。

>>5
ソース見ても敬語さんだったな
神戸新聞が間違えてる可能性もあるが

小特車でドライブとか、むしろ優雅でいいじゃないかｗ

その昔、機関車で公道を旅するドラマがあってだな…主人公はシャチハタの人で（走れケー100というタイトルだったみたい）知らんか？知らんよな…

>>33
お前よりましだよ

淡路島に限らず、瀬戸内の島を散策してると結構残ってるよ。

かっけー…

橋渡れるんか

>>36
懐かしい
不思議犬トントンとかの枠だったかな？

>>37
なんか大変そうだなあんた。
俺には何もしてやれないけど頑張ってな。

>>1
将来ランボルギーニを超越します！

俺の親父がターレを発明したらしい
本人談だが

パソナが来たら無くなりそうだな

>>10
>>耕運機の後ろに
房総だが小学生の頃、肥え桶四つ載せて爺さんとサツマイモ畑に行った思い出

>>2
淡路島出身
ウチにも農民車あったわ
ホントはダメなんだけど車の免許持ってないジジイとかの公道運転規制出来なかった
なもんで子供だった俺も運転し放題

現役の農民車はエンジンにSR20搭載とかあるらしいから修理して生き残っていくと思うけどな
ダンプの機能が他の小型特殊自動車と違ってオーダーメイド的なのがあるから
代替品がないんじゃないの

ダグラムみたいなもんか？

北海道の牧草地帯は逆に大型トラクターだから、ちゃんとナンバー付けていた。

で昔は大型トラクターはアメリカのフォード製がコスパ良く、メンテナンス会社も道内にあったんで、皆んなフォードに乗って登録してたんだよ。

そしたら日本一外車比率の高い自治体になってしまったとか。

>>2
オレンジの中央線にアスファルト舗装で、一見公道のように見えて、調べてみたらガッツリ私道だったとか、田舎は割とあるぞ

>>36
アレのベース車両は6輪の水陸両用車だそうです
https://k100.tobiiro.jp/zatugaku/k100be-su01.htm
走れ!ケー100
https://w.wiki/3U$R

ガキの頃じいちゃんの山で
スプレーヤーとかいう農薬撒く戦車みたいの
運転して遊んでたわ。
レバー２本操作で超信地旋回とか出来る

>>2
それ農道じゃないのか
中には立派な舗装路もあるからな

>>15
ハゲだかパケだかいうあれか

むかし日野自動車から輸出用に横浜港へ完成車両を陸送するルートの近くに住んでたが、車体が無くて運転席の椅子とハンドルだけ、エンジンも剥き出しのバスのシャーシにゴーグルした運転手が乗ってて面白かった
ちょうどこんな感じ

>>36
シャチハタの人w

>>28
本州に来たことないのかな？
本州は田畑が狭いから機械使っても採算が取れないのよ。
マウントとしたら頭わるいのばれるよ。