大館「とんぶり」地域ブランドへ
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013671891.html
農産物や食品などの特産品を国が地域ブランドとして登録する「地理的表示保護制度」に、
大館市特産の「とんぶり」が県内では初めて登録されました。
「地理的表示保護制度」は、産地の名前が含まれた地域ブランドを国が登録し、保護する制度です。
生産者などで作る団体の申請に基づき、品質など一定の基準を満たしたものを登録します。
この制度で、農林水産省は26日、「JAあきた北」が申請した大館市比内地区で生産されているとんぶりを
「大館とんぶり」の名称で登録しました。
とんぶりは、直径1ミリから2ミリほどのほうき草の実で、大館市では江戸時代から栽培されてきた伝統的な食材です。
独特のプチプチとした食感から「畑のキャビア」とも呼ばれ、
地元では長芋の千切りに乗せたり納豆に混ぜたりして食べられています。
JAによりますと、全国の流通量のほぼすべてにあたる年間およそ70トンのとんぶりが比内地区で生産されているということです。
生産農家の本間均さん(64)は
「先祖代々育ててきたとんぶりが地域ブランドとして認められてうれしい。これをきっかけに全国の人に食べてもらいたい」
と話しています。
地理的表示保護制度に登録された特産品の名称は「知的財産」として保護されます。
国が不正な利用を取り締まり、違反した場合には懲役や罰金を科すこともできます。
今回のものを含めてあわせて35品目が登録され、農林水産省が行った調査によりますと、
これまでに登録された品目では価格の上昇や、海外での取引の拡大、担い手の増加などの効果があったということです。
今回登録されたとんぶりでは、生産者の確保が大きな課題となっています。
JAによりますと、大館市内のとんぶり農家は平成のはじめごろには100軒を超えていましたが、
今ではおよそ10軒にまで減っているということです。
急速に進む人口減少などの影響で農家の数が減った上、高齢化も進んでいることから、
JAは今回の登録をきっかけに若い生産者が増えることも期待しています。
JAあきた北の佐藤清孝代表理事専務は
「生産者も生産量も年々減っているので、登録をきっかけに産地の立て直しを図りたい」と話しています
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013671891.html
農産物や食品などの特産品を国が地域ブランドとして登録する「地理的表示保護制度」に、
大館市特産の「とんぶり」が県内では初めて登録されました。
「地理的表示保護制度」は、産地の名前が含まれた地域ブランドを国が登録し、保護する制度です。
生産者などで作る団体の申請に基づき、品質など一定の基準を満たしたものを登録します。
この制度で、農林水産省は26日、「JAあきた北」が申請した大館市比内地区で生産されているとんぶりを
「大館とんぶり」の名称で登録しました。
とんぶりは、直径1ミリから2ミリほどのほうき草の実で、大館市では江戸時代から栽培されてきた伝統的な食材です。
独特のプチプチとした食感から「畑のキャビア」とも呼ばれ、
地元では長芋の千切りに乗せたり納豆に混ぜたりして食べられています。
JAによりますと、全国の流通量のほぼすべてにあたる年間およそ70トンのとんぶりが比内地区で生産されているということです。
生産農家の本間均さん(64)は
「先祖代々育ててきたとんぶりが地域ブランドとして認められてうれしい。これをきっかけに全国の人に食べてもらいたい」
と話しています。
地理的表示保護制度に登録された特産品の名称は「知的財産」として保護されます。
国が不正な利用を取り締まり、違反した場合には懲役や罰金を科すこともできます。
今回のものを含めてあわせて35品目が登録され、農林水産省が行った調査によりますと、
これまでに登録された品目では価格の上昇や、海外での取引の拡大、担い手の増加などの効果があったということです。
今回登録されたとんぶりでは、生産者の確保が大きな課題となっています。
JAによりますと、大館市内のとんぶり農家は平成のはじめごろには100軒を超えていましたが、
今ではおよそ10軒にまで減っているということです。
急速に進む人口減少などの影響で農家の数が減った上、高齢化も進んでいることから、
JAは今回の登録をきっかけに若い生産者が増えることも期待しています。
JAあきた北の佐藤清孝代表理事専務は
「生産者も生産量も年々減っているので、登録をきっかけに産地の立て直しを図りたい」と話しています