弥生時代の環壕集落を再現した佐賀県の吉野ヶ里歴史公園が、再び脚光を集めている。
魏志倭人伝に登場する「邪馬台国」をイメージさせる高床式の祭殿や物見櫓などの建物、そして体験型イベントが、特に“日本通”の外国人観光客に人気だ。
入園者数は熊本地震の影響を受けながらも、高い水準を維持する。今夏にも累計1千万人に達する見通しだという。 (中村雅和)
弥生人が着たであろう衣装を身に付けたり、勾(まが)玉(たま)や土器を作ったり。同公園で開かれる体験プログラムに、外国人の姿が目立つようになった。
ツアーではなく、個人やグループ客が多いという。
公園管理センターの福田敬氏は「日本への旅行経験が複数回ある外国人が『日本人のルーツを知りたい』と、公園を訪れるケースが多い」と語った。
公園側も海外への浸透を急ぐ。台湾やタイからの誘客を目指し、動画を作成した。現地の旅行代理店へも働きかける。
英語、中国語、韓国語に対応した案内スタッフも配置した。
こうした成果もあって、平成27年度の入園者は、過去最高の約73万人を記録した。28年度は熊本地震の影響で減少し、68万人程度の見込みだが、
このうち外国人客は1万2千人と過去最高だ。外国人客は25年度の約2千人から急増した。(以下省略)
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産経ニュースWEB(2017.4.7 07:02)
http://www.sankei.com/region/news/170407/rgn1704070013-n1.html