鉄砲戦術を得意とし、現在の和歌山市を拠点に活躍した戦国時代の武将、
雑賀孫市にちなんだ「孫市まつり」が26日、市内で開かれた。
孫市が率いた雑賀衆をイメージした甲冑姿の武者行列をはじめ、
俳優らが野外劇で殺陣を披露したほか、各地の鉄砲隊による自慢の演武も行われた。
市民らでつくる「孫市の会」(森下幸生会長)が、
市内の活性化などを目指して、市ゆかりの孫市を題材に毎年開催している。
この日は黒い甲冑姿の市民ら約200人による武者行列が午前10時半ごろに和歌山城を出発し、
1時間近くをかけて本願寺鷺森別院までの道のりを勇ましく練り歩いた。
午後からは「信長軍10万を撃退せよ!『雑賀孫市最強伝説』」と題した野外劇が繰り広げられ、
孫市にふんした俳優らが本格的な殺陣を披露。
また「紀州九度山真田鉄砲隊」(九度山町)など県内外6つのグループが火縄銃を放つと、会場から歓声が上がった。
火縄銃の体験コーナーなども設けられ、
和歌山市の主婦、東尾育子さん(44)は「火縄銃を撃ったのは初めて。良い音がして楽しかった」と笑顔。
森下会長は「孫市は和歌山のヒーロー。この祭りに多くの市民が参加し、和歌山の名物になってくれたらうれしい」と話していた。
写真:会場をわかせた紀州九度山真田鉄砲隊の鉄砲演武
以下ソース:産経west 2017.3.27 09:53
http://www.sankei.com/west/news/170327/wst1703270029-n1.html