かつて神戸市内を走っていた「神戸市電」の車体の色を再現した車両が、3月13日から同市営地下鉄西神・山手線に登場する。
運行開始に先立ち同月5日に開かれる試乗会には100人の定員に約1300人が応募する人気ぶり。
運行前から高まる期待に、同市交通局は試乗会の定員を倍増させるなど反響の大きさに驚いている。
(石川 翠)
市交通局の発足100周年と市営地下鉄開業40周年を記念して、同交通局が企画。
市電は1917(大正6)年に民間の神戸電気鉄道を買収し、市民の足として活躍した。
全盛期には約35キロの路線があったが、モータリゼーションの進展などで乗客が減り、71(昭和46)年に全廃された。
現在、西神・山手線を走る車両の塗色は緑の濃淡だが、これは市電の流れをくむ。
車両番号の角張った書体も市電のデザインがそのまま採用されている。
今年1月末、28編成のうち1編成(6両)を市電カラーに塗り替えた。
1両は初期に製造されたモデルを模した小豆色に塗装。
残る5両は、座席に転換クロスシートを採用し「ロマンスカー」と呼ばれた700形をモデルに、
上部がベージュ、下部が緑色のツートンカラーになっている。
来月5日の試乗会は名谷車両基地(同市須磨区)であり、基地内を試験走行する。
同基地には2両の市電が保存されており、当日は車内の見学もできる。
市交通局が1月25日〜2月20日に郵送で希望者を募ったところ、定員の約13倍の1314人から応募があった。
試乗会は1回限定としていたが、予想を上回る応募者に、午前と午後の2回に増やし、抽選による当選者に順次通知している。
市交通局は「懐かしい色合いを見て、当時を思い出したい人が多いのでは」としている。
写真:初期に製造されたモデルを模した小豆色の車両。金色の枠線の四隅に描かれた神戸市章も再現した
写真:小豆色が特徴だった神戸市電の車両
以下ソース:神戸新聞 2017/2/24 14:00
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201702/0009943577.shtml
運行開始に先立ち同月5日に開かれる試乗会には100人の定員に約1300人が応募する人気ぶり。
運行前から高まる期待に、同市交通局は試乗会の定員を倍増させるなど反響の大きさに驚いている。
(石川 翠)
市交通局の発足100周年と市営地下鉄開業40周年を記念して、同交通局が企画。
市電は1917(大正6)年に民間の神戸電気鉄道を買収し、市民の足として活躍した。
全盛期には約35キロの路線があったが、モータリゼーションの進展などで乗客が減り、71(昭和46)年に全廃された。
現在、西神・山手線を走る車両の塗色は緑の濃淡だが、これは市電の流れをくむ。
車両番号の角張った書体も市電のデザインがそのまま採用されている。
今年1月末、28編成のうち1編成(6両)を市電カラーに塗り替えた。
1両は初期に製造されたモデルを模した小豆色に塗装。
残る5両は、座席に転換クロスシートを採用し「ロマンスカー」と呼ばれた700形をモデルに、
上部がベージュ、下部が緑色のツートンカラーになっている。
来月5日の試乗会は名谷車両基地(同市須磨区)であり、基地内を試験走行する。
同基地には2両の市電が保存されており、当日は車内の見学もできる。
市交通局が1月25日〜2月20日に郵送で希望者を募ったところ、定員の約13倍の1314人から応募があった。
試乗会は1回限定としていたが、予想を上回る応募者に、午前と午後の2回に増やし、抽選による当選者に順次通知している。
市交通局は「懐かしい色合いを見て、当時を思い出したい人が多いのでは」としている。
写真:初期に製造されたモデルを模した小豆色の車両。金色の枠線の四隅に描かれた神戸市章も再現した
写真:小豆色が特徴だった神戸市電の車両
以下ソース:神戸新聞 2017/2/24 14:00
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201702/0009943577.shtml