https://news.yahoo.co.jp/articles/bea106332ab75ae74d411a5e021f1ac679e3c927
足で踏まれても、車にひかれてもつぶれずに生きている頑丈な甲虫の外骨格の謎を東京農工大や米カリフォルニア大などの日米研究チームが解明し、
23日までに英科学誌ネイチャーに発表した。
この北米西海岸に生息する甲虫の一種は飛ぶ能力を失っており、英語で「アイアンクラッド・ビートル(鉄の装甲の甲虫)」と呼ばれる。
研究成果は航空機や自動車を強く、軽く造る技術に応用できる可能性があるという。
カブトムシやコガネムシは外側に硬い羽、内側に軟らかい羽があるが、体長約3センチのアイアンクラッドは内側の羽がない。
外側の左右2枚はがっちり接合して開かず、一体化した外骨格となっている。
カブトムシなどの外側の羽の接合部は、一方が凹形、他方は凸形をしており、飛ばない時ははめ込んで閉じている。
アイアンクラッドはこの凹凸のはめ込みが二つあり、踏まれても開かないことが分かった。背中側と腹側の外骨格を接合する部分も外れにくい形状だった。
外骨格は多糖類のキチンとたんぱく質が主成分だが、アイアンクラッドは日本のカブトムシに比べ、たんぱく質の割合が1割多く、種類も違うことが判明。
外骨格の断面を高性能な顕微鏡で観察すると、この物質から成る薄い層が多数積み重なった構造をしていた。
実験では体重の約3万9000倍に相当する荷重に耐えることができた。
アイアンクラッドは樹皮に隠れ、キノコ類などを食べており、鳥にくちばしでつつかれたり、トカゲなどにかまれたりしても身を守れるよう進化したと考えられる。
東京農工大の新垣篤史准教授は
「外骨格の層状構造や凹凸の接合部は、航空機などの部品の設計に応用できると思う。今後、外骨格の主成分のたんぱく質を生み出す遺伝子を解明したい」と話している。
別ソース
「硬すぎる」昆虫が人間を救う? 車に轢かれても死なないコブゴミムシダマシに世界が注目!
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f96272d605d1816c7767cd12ba79ec35789b65a
足で踏まれても、車にひかれてもつぶれずに生きている頑丈な甲虫の外骨格の謎を東京農工大や米カリフォルニア大などの日米研究チームが解明し、
23日までに英科学誌ネイチャーに発表した。
この北米西海岸に生息する甲虫の一種は飛ぶ能力を失っており、英語で「アイアンクラッド・ビートル(鉄の装甲の甲虫)」と呼ばれる。
研究成果は航空機や自動車を強く、軽く造る技術に応用できる可能性があるという。
カブトムシやコガネムシは外側に硬い羽、内側に軟らかい羽があるが、体長約3センチのアイアンクラッドは内側の羽がない。
外側の左右2枚はがっちり接合して開かず、一体化した外骨格となっている。
カブトムシなどの外側の羽の接合部は、一方が凹形、他方は凸形をしており、飛ばない時ははめ込んで閉じている。
アイアンクラッドはこの凹凸のはめ込みが二つあり、踏まれても開かないことが分かった。背中側と腹側の外骨格を接合する部分も外れにくい形状だった。
外骨格は多糖類のキチンとたんぱく質が主成分だが、アイアンクラッドは日本のカブトムシに比べ、たんぱく質の割合が1割多く、種類も違うことが判明。
外骨格の断面を高性能な顕微鏡で観察すると、この物質から成る薄い層が多数積み重なった構造をしていた。
実験では体重の約3万9000倍に相当する荷重に耐えることができた。
アイアンクラッドは樹皮に隠れ、キノコ類などを食べており、鳥にくちばしでつつかれたり、トカゲなどにかまれたりしても身を守れるよう進化したと考えられる。
東京農工大の新垣篤史准教授は
「外骨格の層状構造や凹凸の接合部は、航空機などの部品の設計に応用できると思う。今後、外骨格の主成分のたんぱく質を生み出す遺伝子を解明したい」と話している。
別ソース
「硬すぎる」昆虫が人間を救う? 車に轢かれても死なないコブゴミムシダマシに世界が注目!
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f96272d605d1816c7767cd12ba79ec35789b65a