https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191218/k10012219911000.html
ASF対策で“予防的に殺処分” 議員立法で法改正へ 自民
2019年12月18日 20時02分CSF
ブタの伝染病のASF、いわゆるアフリカ豚コレラの対策を急ぐため、自民党は感染していないブタも予防的に殺処分できる法改正を議員立法で目指すことを決めました。
ASFは国内で感染が拡大しているCSF、いわゆる豚コレラとは全く違う病気で、国内では発生が確認されていませんが、中国などアジア各国で感染が広がっています。
ASFには有効なワクチンがないため、日本国内にウイルスが持ち込まれれば、畜産業などが大きな打撃を受けるおそれがあります。
このため農林水産省は対策を急いでいて、発生が確認された農場以外の感染していないブタも予防的に殺処分できるようにする法案を来年の通常国会に提出する予定です。
ただ通常国会は、来年度予算案の審議が優先され法案の成立までに一定の時間がかかることから、自民党は18日の農林関連の部会で国会での審議時間を短くすることができる議員立法の形で法改正を目指すことを決めました。
これによって自民党は政府が法案を提出する場合より、3か月程度法律の成立を早められるとしていて、野党などとの調整を急ぐことにしています。