インドネシアの動物園で、来園者が飼育場所に投げ入れた火のついたたばこをオランウータンが拾って吸う映像がインターネットに投稿され、来園者と動物園に非難が集中しています。
今月4日、インドネシアの都市バンドンにある動物園を訪れていた男性客が、自分が吸っていたたばこを火を消さないままオランウータンの飼育場所に投げ込みました。
すると、オランウータンはそのたばこを拾って吸い始め、煙を吐く姿も見せました。
その様子は、たばこを投げ入れた男性客とは別の来園者が撮影してインターネットに投稿しましたが、投稿先のサイトには「なんてひどいことをするんだ」とか「恥を知るべきだ」などと男性客の行動を非難する書き込みが相次いでいます。
一方インドネシアの動物福祉協会は、「この動物園は管理監督ができていない」と批判しています。
この動物園をめぐっては、これまでもたびたび、管理に問題があるという指摘が出ていて、今回の問題を受け、動物園の閉鎖を求めてこれまでにおよそ100万人の署名が集まっていると地元メディアは伝えています。
3月8日 10時22分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180308/k10011355491000.html?utm_int=news_contents_news-main_007