中堅家電メーカー船井電機の創業者の船井哲良(ふない・てつろう)さんが4日、肺炎のため大阪市内の病院で死去した。90歳だった。
通夜、葬儀は近親者のみで執り行う。喪主は長男哲雄さん。後日、お別れの会を開く予定。
神戸村野工業高校卒業後、1961年に大阪市で船井電機を創業。
OEM(相手先ブランドによる生産)で業績を伸ばし、人件費の安い中国など海外で生産した製品を、北米の量販店を中心に販売する手法で事業を拡大した。
2006年には国内でも量販店を販路に「FUNAI」ブランドで薄型テレビ販売に乗り出したが失敗。
08年に社長を退き会長に就任。16年6月、相談役に退いた。
亡くなった船井電機の創業者の船井哲良さん
配信 2017年7月5日12時17分
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