>>50 オオムラサキと幼虫の餌(エノキ)が競合するアカボシゴマダラというチョウが中国から日本に帰化してしまった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%82%B7%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%A9 アカボシゴマダラは日本国内では奄美大島のみで見られた
奄美産は後翅の赤い紋が大きく翅1枚ごとに5つある
韓国や中国東部にもいるチョウで、日本に持ち込まれたのは中国南部(広東省産)ではという
春型と夏型で模様が全く違い、春型はやたら白っぽい
なお「秋型」があり、これは縞模様の夏型と基本的には同じなのだが、夏型は赤い紋が4つなのに対して
秋型は3個、あるいは4つだが1つが薄く小さくなる
ただしアカボシゴマダラはエノキでもごく小さな幼木を好むため、大木に幼虫がいるオオムラサキとの
競合はしないのではともいう
むしろ在来種のゴマダラチョウの方が競合する可能性がある
あと、ヒオドシチョウという別のタテハチョウとも競合が懸念されている
アカボシゴマダラはエノキの幼木で幼虫が育つが、エノキの幼木はその辺の広い国道の植え込みなどでも紛れて良く生えているので
それ沿いに幼虫が良く見られる
こんな所にはオオムラサキはいない。
ただし
・アカボシゴマダラにしろオオムラサキにしろ、小型の寄生バチなどが卵や幼虫に寄生して死ぬことがある
・アカボシゴマダラとオオムラサキの幼虫は色々な点で似ている。突起の大きさ分布で見分けられるが
・もしアカボシゴマダラとオオムラサキの幼虫が同じ寄生バチに寄生されるとして、
例えば
寄生バチは移動力が強くないので、一ヶ所でオオムラサキを全滅させてしまうと他の地域に「殆ど」移動できずに
他の地域のオオムラサキは生き残る、という事があり得たが、
各所でアカボシゴマダラで食いつないで恒常的にオオムラサキ&アカボシゴマダラに寄生する寄生バチが
野外のエノキ周辺を満たしている状態が発生すると、オオムラサキの個体数が非常に増えにくくなる
という事は十分に考えられる
>>1の人もエノキにネットを掛けたりして捕食されないようにしているけど
卵に寄生する寄生バチなんかは相当細かい網目のネットを使わないと防げないなあ