「イースタン、ロッテ0−3日本ハム」(8日、ロッテ浦和球場)
プロデビュー戦が、思い出の聖地となる可能性が出てきた。
昨夏の甲子園準V投手、日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(金足農)がイースタン、ロッテ戦で“令和初登板”に臨み、また一歩1軍のマウンドに前進した。
先発でプロ入り最長4回0/3を投げて4安打無失点。プロ最速149キロの直球に加え、課題のスライダーも駆使して3四球4奪三振。
「ストレートで抑えられている実感がありますし、自信もついてきています」と手応えをにじませた。
初回先頭の同1位・藤原(大阪桐蔭)に「甘く入ってしまいました」と左前打を許した。
だが、崩れない。1死二塁とピンチが広がった後、香月を高め直球で空振り三振。安田を二ゴロに仕留めた。
四回には、直球の握りから少しずらして投じるカットボール気味のスライダーを試投。
「打者が嫌がっていた」と好感触を手にした。プロ最多77球の熱投。現在9イニング連続無失点中。荒木2軍監督の評価も急上昇だ。
「(昨夏に)近づいていると思う。バッターを押し込めている」
栗山監督は「俺が決めるんじゃなくて野球の神様が決める」と、6月7〜9日の阪神戦(甲子園)での1軍デビューを示唆。
次回登板は5月17日のイースタン・DeNA戦(横須賀)。平成最後の夏に旋風を巻き起こした男が、再び聖地を目指す。
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2019年5月9日 6時1分 デイリースポーツ