広島東洋カープで活躍し、2016年に25年ぶりのリーグ優勝に貢献したブレイディン・ヘーゲンズ投手が『リノ・ガゼット・ジャーナル』電子版のインタビューに答え、日本時代について振り返っている。15日(日本時間16日)に同紙が記事を掲載した。
167cmでメジャーMVPも! 日米で躍動する175cm以下の小兵選手10人
現在はトリプルA級のリノ・エーシズに所属するヘーゲンズ。2016年に広島に来日し先発、中継ぎとして大車輪の活躍で、50試合に登板、7勝5敗19ホールド、防御率2.92とチームの25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
ヘーゲンズは地元紙のインタビューで「日本のファンは(米国のファンに比べて)より優しいよね」と語り、日本時代の思い出を振り返っている。「米国ではファンは8球連続でボールを投げた後にストライクを取ると歓声が上がるけど、日本では関係ない。彼らは何が起こっていても歓声を送り続けるんだ」
また、「尊敬」についても日本で多くのことを学んだという。「ここでも尊敬について教わるけど、そこまで多くの人が常に意識しているわけではない。でも、日本では尊敬が常にある。会話している相手が誰であれ、彼らが自分より年上だったら、尊敬する。私たちの文化が失ったことであるとともに、僕が日本で好きなことだよ」
さらにヘーゲンズはメジャーリーグでプレーできる可能性がある日本人野手に元チームメイトの鈴木誠也外野手の名前を挙げている。「力強い打撃、素晴らしい肩、右翼でとても良いプレーをする。彼が望むならここでやれる素質はある」
2014年以来となるメジャー昇格を目指すヘーゲンズ。今季の成績は12試合に登板し、2勝3敗1セーブ、防御率6.75と少々苦しんでいるが、今後さらなる活躍を見せることができるのか。
ベースボールチャンネル編集部