2024/7/28 20:35
https://www.sankei.com/article/20240728-IMABA5PG5ROZBAZA67V4ONWIQE/
南米ベネズエラで28日、大統領選の投票が始まった。3選を目指すものの「劣勢」と伝えられる反米左派ニコラス・マドゥロ大統領(61)が、野党弾圧を示唆。公正な選挙の実施が危ぶまれている。米国政府は、マドゥロ氏が具体的な根拠を示さず「勝利」を主張した場合、国際社会に「疑義」を唱える方針だ。
大統領選はマドゥロ氏と野党連合が擁立した元外交官エドムンド・ゴンザレス氏(74)の事実上の一騎打ち。米非営利法人(NPO)「アメリカ評議会」によると事前の複数の世論調査の支持率はゴンザレス氏が59〜71%と優勢。マドゥロ氏は12〜24%に止まる。
マドゥロ氏は、2013年に死去したチャベス前大統領の後継として同年の大統領選に勝利した後、強権化。18年の前回選は野党が抗議のボイコットをした結果の出来レース≠ナ再選した。
今回の選挙戦でも一度は招待した欧州連合(EU)の選挙監視団の受け入れを拒否した。自らが勝利しなければ「血で血を洗う内戦」に陥るとも語り、野党や国際社会の懸念は強まっている。
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