0001Felis silvestris catus ★
2021/03/20(土) 14:45:07.79ID:CAP_USER9日本は2019年、半導体材料の韓国への輸出について、輸出管理の制度運用の見直しを行った。これにより、半導体の重要な材料であるフッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素は個別輸出許可が必要となり、韓国の半導体産業は一時パニックに陥ったことは記憶に新しい。
しかし、中国メディアの捜狐はこのほど、韓国は半導体産業で「日本に首根っこを掴まれていたことを明確に認識した」と指摘、この危機をチャンスに変えて一部材料の国産化に成功したと指摘する記事を掲載した。
記事は、輸出管理強化直後に韓国が日本から輸入する高純度のフッ化水素はゼロになったと指摘。韓国は、半導体という重要な産業で日本に「首根っこを押さえられている」ことを悟り、半導体材料の全面的な国産化を目指すようになったと伝えた。
その結果、韓国政府の後押しもあって韓国企業は日本企業と同レベルのフッ化水素の量産化に成功したと紹介。このため、後に日本から韓国への輸出が再開したものの輸出量はそれほど増えず、輸出管理強化前の4分の1程度にとどまっていると指摘した。それで日本の関連企業は大打撃を受けたとしている。
しかし、フッ化ポリイミドとレジストについてはいまだに日本からの輸入に依存していると指摘。とはいえ、韓国はこれらの材料についても国産化を目指して多額の研究開発資金を投入しているほか、税収優遇政策によって技術を持つ海外メーカーを呼び込んでおり、韓国に工場を作ることにした米メーカーもあると伝えた。
記事は、日本による輸出管理強化は政治問題をサプライチェーンに持ち込み、経済活動を政治問題化、武器化した方法だったと主張。しかし、最終的には自国の企業の競争力を落とすこととなり、「自分の足に石を落とす」結果になったと結んだ。確かに、フッ化水素について韓国は国産化に成功したようだが、フッ化ポリイミドとレジストについては日本依存の現状は変わっていない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)