https://www.yomiuri.co.jp/national/20201215-OYT1T50164/
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)のホームページにコンピューターウイルスを仕掛け、閲覧者の情報を盗み取ろうとしたとして、警視庁公安部は15日、韓国籍で海外に住む20歳代の男を不正指令電磁的記録供用(ウイルス供用)未遂容疑で東京地検に書類送検した。公安部は、北朝鮮に関心を持つ日本の政府機関や民間人らの情報を収集する目的だったとみている。
捜査関係者によると、男は韓国の大学でサイバーセキュリティーを専攻する学生だった2017年4月、朝鮮総連のホームページにインターネット経由で接続してウイルスを仕掛け、ホームページを閲覧した日本の団体職員の業務用パソコンをウイルス感染させ、職員のパソコンからデータを盗み取ろうとした疑い。
調べに対し、男は容疑を認めている。
ウイルスはソフトウェアの脆弱性を突き、パソコン内にある資料やメールなどのデータを外部のサーバーに送信する仕組みだった。団体職員のパソコンはウイルスに感染したが、脆弱性がなかったため、データの流出は避けられた。
勤務先の団体が感染に気づき、警視庁に相談。公安部が調べたところ、データが盗み取られた場合の送信先は国外のサーバーで、このサーバーの契約者が韓国の男と判明した。その後の捜査で、この男がウイルスを仕掛けたと判断した。
ウイルスが仕掛けられた期間は17年4〜5月とみられ、公安部はこの間にほかの閲覧者らの情報が国外に流出していないか確認を進めるとともに、男の背後関係を調べている。
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)のホームページにコンピューターウイルスを仕掛け、閲覧者の情報を盗み取ろうとしたとして、警視庁公安部は15日、韓国籍で海外に住む20歳代の男を不正指令電磁的記録供用(ウイルス供用)未遂容疑で東京地検に書類送検した。公安部は、北朝鮮に関心を持つ日本の政府機関や民間人らの情報を収集する目的だったとみている。
捜査関係者によると、男は韓国の大学でサイバーセキュリティーを専攻する学生だった2017年4月、朝鮮総連のホームページにインターネット経由で接続してウイルスを仕掛け、ホームページを閲覧した日本の団体職員の業務用パソコンをウイルス感染させ、職員のパソコンからデータを盗み取ろうとした疑い。
調べに対し、男は容疑を認めている。
ウイルスはソフトウェアの脆弱性を突き、パソコン内にある資料やメールなどのデータを外部のサーバーに送信する仕組みだった。団体職員のパソコンはウイルスに感染したが、脆弱性がなかったため、データの流出は避けられた。
勤務先の団体が感染に気づき、警視庁に相談。公安部が調べたところ、データが盗み取られた場合の送信先は国外のサーバーで、このサーバーの契約者が韓国の男と判明した。その後の捜査で、この男がウイルスを仕掛けたと判断した。
ウイルスが仕掛けられた期間は17年4〜5月とみられ、公安部はこの間にほかの閲覧者らの情報が国外に流出していないか確認を進めるとともに、男の背後関係を調べている。