新型コロナウイルスの感染者が全国各地で急増している事態を受け、政府・与党は3日の連絡会議で、感染拡大防止と経済の立て直しの両立へ連携していく方針を確認した。公明党の山口那津男代表は、6月18日を最後に行われていない安倍晋三首相の記者会見も含め、政府が積極的に情報発信して国民の不安を解消するよう促した。
会議の席上、山口氏は「感染拡大が地方にも波及し歯止めがかからない状況に、国民の不安は日増しに高まっている」として医療体制の充実を要請。「政府がリーダーシップを発揮し、今必要な対策は何なのか分かりやすく発信してほしい」と求めるとともに、「地方自治体とも連携し、機動的な対応を予備費なども活用して迅速に進めてほしい」と訴えた。
この後、山口氏は首相会見が1カ月半開かれていないことに関し、「状況によっては首相が直接国民に説明することもあってもいい。首相が判断すべきことだ」と記者団に語った。
時事通信
2020年08月03日15時37分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080300649&g=pol