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元朝日新聞政治部長を直撃! 悪質マルチ「ジャパンライフ」顧問を務めた理由は? 「『新聞を読んでないのか』と言われそうだが、知らなかった」 – ZAKZAK
2019.12.6
■日本消費経済新聞が昨年2月に報じる
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」をめぐり、左派野党やメディアが批判を続けている。
悪質なマルチ商法で経営破綻した「ジャパンライフ」の山口隆祥(たかよし)元会長が2015年の同会に招待されたことが問題視されているが、何と同社は、元朝日新聞政治部長の橘優(たちばな・まさる)氏を顧問に迎え、テレビや新聞で知られる政治評論家や解説委員らとの懇親会(勉強会)を、マルチ商法の宣伝に利用していた。この事実を、日本消費経済新聞が昨年2月5日付紙面でスクープした。
夕刊フジは、橘氏を直撃した。
■「事件顕在化する、17年夏ごろまで顧問料」
橘氏は、朝日新聞で政治部長や事業本部長を歴任した人物。4日午後、東京・丸の内の日本外国特派員協会で取材した。
−−ジャパンライフとの関係はいつからか
「山口元会長は、政界と関係の深い方で、政治記者として、いろんな場所で会っていた。昔から顔は知っていた。元建設相のA氏など、(与野党の)国会議員と仲が深かった」
−−なぜ、顧問に就任したのか
「14年か15年に、山口氏からある一般社団法人の理事長職を依頼された。目の不自由な人のコンクール表彰や、展示会などが事業だったので引き受けた。その時、山口氏から『一般社団法人からは報酬が出ないので、ジャパンライフの顧問として顧問料を支払いたい』と申し出があった」
−−顧問料はいくらで、いつまで支払われたのか
「私から額を申し上げることはない。おそらく会社の規定に従って出していたのだろう。(マルチ商法の)事件が顕在化する17年夏ごろまで支払われた」
《左派野党やメディアは、ジャパンライフが14年9月と10月、消費者庁から「行政指導」を受けたため、「翌年、元会長に『桜を見る会』の招待状が送られたのは問題だ」と批判している。消費者庁によると、同社は16年以降、業務停止命令などの「行政処分」を複数回受けている。朝日新聞OBの橘氏は「行政指導」や「行政処分」後も、顧問料を受け取っていたことになるのではないか》
■帝国ホテルでの政治家らとの懇親会 「スポンサーを探し、山口氏に依頼」
−−当時、ジャパンライフの実態を知っていたのか
「ジャパンライフがどのような事業を行っていたのかは知らないし、関わっていない」
−−ジャパンライフ主催の懇親会が月に1回程度行われていたそうだが、どのような内容だったのか
「前身は1990年代から行われていた勉強会で、2011年ごろに新たなスポンサーを探して山口氏に依頼し、引き受けてもらった。8月と12月を除いて月に1回、年10回朝食会というかたちで行った。
帝国ホテルでメンバーは7、8人。ゲストとして与野党問わず政治家や官僚をお呼びして1時間ほど懇談する会だった。食事会の費用は山口氏が支払っていた。ゲストへの謝礼は一切なかった」
−−ジャパンライフは2014年から消費者庁の「行政指導」を受けていたが知っていたのか
「『新聞を読んでないのか』と言われそうだが、知らなかった。事件が顕在化した17年にテレビで知った」
−−その後、懇親会はどうなったのか
「『まずいな』と思って直ちにやめた。そのとき、ジャパンライフのパンフレットに会のメンバーが出ていることも分かった。何の仁義もなく、一方的に利用されるのは極めて心外だとして、連名で抗議文を山口氏に出した。抗議文が山口氏に届いたかどうかは分からない」
−−山口氏にどのような思いがあるか
「『大変心外で、遺憾』という言葉に尽きる」
−−「桜を見る会」も、ジャパンライフに利用されたと思うか
「言及する立場にない。あれはあれ、これはこれだ」
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191206/pol1912060004-n1.html
(略)
元朝日新聞政治部長を直撃! 悪質マルチ「ジャパンライフ」顧問を務めた理由は? 「『新聞を読んでないのか』と言われそうだが、知らなかった」 – ZAKZAK
2019.12.6
■日本消費経済新聞が昨年2月に報じる
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」をめぐり、左派野党やメディアが批判を続けている。
悪質なマルチ商法で経営破綻した「ジャパンライフ」の山口隆祥(たかよし)元会長が2015年の同会に招待されたことが問題視されているが、何と同社は、元朝日新聞政治部長の橘優(たちばな・まさる)氏を顧問に迎え、テレビや新聞で知られる政治評論家や解説委員らとの懇親会(勉強会)を、マルチ商法の宣伝に利用していた。この事実を、日本消費経済新聞が昨年2月5日付紙面でスクープした。
夕刊フジは、橘氏を直撃した。
■「事件顕在化する、17年夏ごろまで顧問料」
橘氏は、朝日新聞で政治部長や事業本部長を歴任した人物。4日午後、東京・丸の内の日本外国特派員協会で取材した。
−−ジャパンライフとの関係はいつからか
「山口元会長は、政界と関係の深い方で、政治記者として、いろんな場所で会っていた。昔から顔は知っていた。元建設相のA氏など、(与野党の)国会議員と仲が深かった」
−−なぜ、顧問に就任したのか
「14年か15年に、山口氏からある一般社団法人の理事長職を依頼された。目の不自由な人のコンクール表彰や、展示会などが事業だったので引き受けた。その時、山口氏から『一般社団法人からは報酬が出ないので、ジャパンライフの顧問として顧問料を支払いたい』と申し出があった」
−−顧問料はいくらで、いつまで支払われたのか
「私から額を申し上げることはない。おそらく会社の規定に従って出していたのだろう。(マルチ商法の)事件が顕在化する17年夏ごろまで支払われた」
《左派野党やメディアは、ジャパンライフが14年9月と10月、消費者庁から「行政指導」を受けたため、「翌年、元会長に『桜を見る会』の招待状が送られたのは問題だ」と批判している。消費者庁によると、同社は16年以降、業務停止命令などの「行政処分」を複数回受けている。朝日新聞OBの橘氏は「行政指導」や「行政処分」後も、顧問料を受け取っていたことになるのではないか》
■帝国ホテルでの政治家らとの懇親会 「スポンサーを探し、山口氏に依頼」
−−当時、ジャパンライフの実態を知っていたのか
「ジャパンライフがどのような事業を行っていたのかは知らないし、関わっていない」
−−ジャパンライフ主催の懇親会が月に1回程度行われていたそうだが、どのような内容だったのか
「前身は1990年代から行われていた勉強会で、2011年ごろに新たなスポンサーを探して山口氏に依頼し、引き受けてもらった。8月と12月を除いて月に1回、年10回朝食会というかたちで行った。
帝国ホテルでメンバーは7、8人。ゲストとして与野党問わず政治家や官僚をお呼びして1時間ほど懇談する会だった。食事会の費用は山口氏が支払っていた。ゲストへの謝礼は一切なかった」
−−ジャパンライフは2014年から消費者庁の「行政指導」を受けていたが知っていたのか
「『新聞を読んでないのか』と言われそうだが、知らなかった。事件が顕在化した17年にテレビで知った」
−−その後、懇親会はどうなったのか
「『まずいな』と思って直ちにやめた。そのとき、ジャパンライフのパンフレットに会のメンバーが出ていることも分かった。何の仁義もなく、一方的に利用されるのは極めて心外だとして、連名で抗議文を山口氏に出した。抗議文が山口氏に届いたかどうかは分からない」
−−山口氏にどのような思いがあるか
「『大変心外で、遺憾』という言葉に尽きる」
−−「桜を見る会」も、ジャパンライフに利用されたと思うか
「言及する立場にない。あれはあれ、これはこれだ」
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191206/pol1912060004-n1.html
(略)