ロシア軍が北方領土に新型の無人機を配備することになったと報じられたことを受けて、外務 省は事実であれば北方領土に関する日本の立場と相いれないとして、外交ルートを通じて抗議しました。
ロシアの有力紙イズベスチヤは8日、ロシア軍が択捉島と国後島に駐留する無人航空機を運用する部隊に新型の無人機「オルラン10」を配備することになったと報じました。
これを受けて外務 省は9日、担当課長が東京にあるロシア大使館の参事官に対し、事実であれば「北方領土に関する日本の立場と相いれず、受け入れられない」と抗議しました。
ロシア政府への抗議をめぐって、ロシア外務 省は今月4日、「電話での抗議は外交の形式に反する」として、電話抗議は受け付けない方針を示していますが、今回の抗議も電話で行ったということです。
河野外務大臣は、記者会見で「こうした問題を解決するためにも北方領土の帰属の問題を解決し、平和条約を締結するということが大事だと思う。今後もしっかりと日ロの交渉を続けたい」と述べました。
NHKニュース
2019年4月9日 17時40分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190409/amp/k10011878301000.html