経営する風俗店で留学生の中国人女性を雇い、男性客に性的なサービスをさせたとして、中国籍の風俗店経営者が出入国管理法違反(不法就労助長)容疑で逮捕された。東京・池袋の禁止地域で3棟のマンションなどの計16部屋を使って、中国人客を対象に営業していたといい、警視庁は昨年8月以降で、売り上げは計5億8千万円に上るとみて調べている。
JR池袋駅(東京都豊島区)の西口側。飲食店が軒を連ねる歓楽街を北に数百メートル進むと、ビルが立ち並ぶ一角にそのマンションはあった。
ホームページからQRコードを読み取り、店に案内される仕組み
警視庁が摘発した中国人を対象にした風俗店は、このマンションを含め、周辺の計3棟のマンションやアパートの一室が使われていた。一帯はいずれも風俗営業の禁止地域だ。
中国語のホームページからQRコードを読み取ると、中国のSNS「微信」(ウィーチャット)につながる。そこで店の場所が案内される仕組みだ。
警視庁は昨年6月にも、別のマンションの一室で中国人を対象に営業していた違法風俗店を摘発。中国人ら男女8人を逮捕している。
近年、こうした中国人による、中国人を対象にした違法風俗店が増えているという。
中国人対象店が増えた背景 監視の目を逃れる狙いか
背景のひとつが、地域の中国…(以下有料版で,残り403文字)
朝日新聞 2024年11月15日 12時00分
https://www.asahi.com/articles/ASSCH027LSCHUTIL001M.html?iref=comtop_7_06