「フルロナ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。その明るい語感とは裏腹に
インフルエンザと新型コロナの同時感染を意味する暗い言葉だ。今季はコロナ禍で初めて
インフルエンザの流行が起きており、同時感染に注意が必要だ。
フルロナの症状はどんなものなのか。実は実際に体験してしまった。発症は正月の夜
、寝付けないほどの寒気で気づいた。四〇度近い発熱が四日間続き、寒気と全身の痛み
止まらない鼻水とたん、のどの腫れなどの症状が出た。一週間で平熱になり、以前の症状が消えると
今度はせきが出始めた。今もせきは止まらず、味覚障害もある。苦味がわからず、好きなビールが
炭酸水のような味で悲しくなる。
埼玉県感染症対策課によると、県内では昨年末からインフルエンザ感染者が出始め、
一月第二週には、定点観測対象の医療機関あたり週五人の感染者が報告された。
同時感染は症状が強く、重症化リスクも高まるという。四〇度近い高熱と強い関節痛などの
症状がある人は、コロナだけでなくインフルエンザの検査も勧めている。(飯塚大輝)
東京新聞 2023年1月22日 07時37分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/226712?rct=metropolitan
インフルエンザと新型コロナの同時感染を意味する暗い言葉だ。今季はコロナ禍で初めて
インフルエンザの流行が起きており、同時感染に注意が必要だ。
フルロナの症状はどんなものなのか。実は実際に体験してしまった。発症は正月の夜
、寝付けないほどの寒気で気づいた。四〇度近い発熱が四日間続き、寒気と全身の痛み
止まらない鼻水とたん、のどの腫れなどの症状が出た。一週間で平熱になり、以前の症状が消えると
今度はせきが出始めた。今もせきは止まらず、味覚障害もある。苦味がわからず、好きなビールが
炭酸水のような味で悲しくなる。
埼玉県感染症対策課によると、県内では昨年末からインフルエンザ感染者が出始め、
一月第二週には、定点観測対象の医療機関あたり週五人の感染者が報告された。
同時感染は症状が強く、重症化リスクも高まるという。四〇度近い高熱と強い関節痛などの
症状がある人は、コロナだけでなくインフルエンザの検査も勧めている。(飯塚大輝)
東京新聞 2023年1月22日 07時37分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/226712?rct=metropolitan