沖縄県宜野湾市伊佐の交差点で、横断歩道を渡っていた1~2歳の保育園児7人が乗った手押し車に赤信号を無視した軽乗用車が衝突した事故で、このうち少なくとも2人が骨折や臓器損傷の重傷を負って入院していることが23日までに捜査関係者への取材で分かった。宜野湾市や捜査関係者によると、園児2人はCT検査などの結果待ちで経過入院中で、正確な容体は分かっていない。命に別条はないという。
捜査関係者によると、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで逮捕・送検された中城村津覇の会社員の容疑者の女(21)は逮捕時の調べに「ぼーっとしていて、信号を見ていなかった」と話していた。車に搭載されたドライブレコーダーの映像には同容疑者が脇見をせず、前方を見て運転する様子が録画されていたという。事故の直前に車の不安定な走行は確認できなかった。
宜野湾署は同容疑者の前方不注意が事故原因とみて調べている。
一方、宜野湾市の子育て支援課は8月中に、事故に遭った園に当時の状況や散歩ルートを聞き取りし確認する予定。担当者は「園はかなり安全対策をしていたと思う。さらに何か工夫できそうか、聞き取りを踏まえて検討したい」と説明した。
また、園への聞き取りを踏まえて市内の保育施設78カ所に事故防止に向けた注意喚起をする方針。
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/3dcb5414f2253a5c8023fc8152c720c6c13cb514&preview=auto