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2022/08/12(金) 07:00:27.60ID:JeX1OogG9今、大学生の半数近くが利用する奨学金。多くは返済が必要な貸与型だが、経済の低迷で収入が不安定化し、日本学生支援機構(JASSO)の取り立てに苦しむ社会人も少なくない。岸田文雄首相は「出世払い型」の検討を指示したが、中身はこれから。専門家からは「返済し続けるのが前提の構造が問題」との声も上がる。少子化対策の面からも、給付型の拡大を含め、早急な見直しが必要なのでは。(特別報道部・大杉はるか)
◆40歳まで支払い「結婚考えられず」
「以前は具体的に人生設計をしていたが、40歳ごろまで支払いがあるため、結婚して子どもを持ちたいと考えることすらなくなった」
若者の貧困問題に取り組むNPO法人POSSE(東京都)が、7月半ばからオンラインで実施した奨学金に関するアンケート。20~30代を中心とした男女約3000人の回答は、返済に苦しみ、人生プランが崩れたという悲痛な叫びであふれている。
返済負担は次世代の将来も左右しかねない。「上の子が高校生になり、自分の奨学金の支払いのせいで、行きたい学校に行かせてあげれるか、とても不安」
「取り立てが業務的で怖い」という指摘もあった。
POSSEのメンバーにも、返済に苦しむ若者がいる。例えば計400万円を機構から借りて私立大に進学し、教員免許をとった女性(25)。月々約1万7000円を、20年かけて返済する計画で「やばいですよ。1日も早く返したい」と話す。
卒業後、就職先の私立高校は職場環境が悪く、体調を崩して1年で退職に追い込まれた。その後は契約社員として企業の受付業務についたが、コロナ禍で在宅勤務が増えたため、6月末で打ち切られた。
返済額を減らす申請をしたが、9月にならないと減額されない見通しだ。「奨学金もしんどいし、働くのもしんどい。生きるのが全部しんどい時代だと、社会人になってから思った。うちは4人きょうだいで、計1000万円以上借りている。返済のプレッシャーがめちゃめちゃある」と明かす。
◆大学進学率上昇、学費高騰…でも親の賃金は上がらず
「『無理ゲー』(攻略不可能なゲーム)なんです」。POSSEの渡辺寛人事務局長(34)は、借り手を巡る状況をそう言い表す。
「何とか返済しているが、若年層の雇用は不安定化している上、家族の介護や入院といった不意の出費もある。子育てや教育費の負担も重く限界です」。アンケート結果を集計し、債務の帳消しや制度改善を機構などに求めていく方針だ。
以下略、全部はソースで
https://www.tokyo-np.co.jp/article/195265