0001愛の戦士 ★
2022/08/09(火) 17:21:21.92ID:Vrf8dQhb9世界的に活躍したファッションデザイナーで文化勲章受章者の三宅一生(みやけ・いっせい、本名かずなる)さんが5日にがんで亡くなっていたことが分かった。84歳だった。
広島県生まれ。多摩美術大学を卒業後、渡仏し、伝統的なオートクチュール(高級注文服)の技術やデザインを学んだ。その後、ニューヨークでも修業を積んだ。1970年に三宅デザイン事務所を設立し、翌年にブランド「イッセイミヤケ」をスタート。73年にパリコレクションに初めて参加した。
「1枚の布」という和服などの伝統から発想した服作りで注目を集めた。代表作の「プリーツプリーズ」は、細かいひだ飾りが全面に施されている洗練されたデザイン。現在も世界中で支持されている。洋服の既成概念を打ち破る斬新な作品は高く評価され、世界各地の美術館に収蔵されているほか、展覧会も開催されてきた。
何層にも折りたたまれた布の端を持ち上げると服になる新作を説明する三宅さん(東京ミッドタウンで。2010年11月15日撮影)
99年10月に自身の名が付いたブランド「イッセイミヤケ」は、後進に引き継いだが、その後も精力的に活動を続けた。2007年に日本初のデザインミュージアム「21_21(トゥーワン・トゥーワン)デザインサイト」を開設し、ディレクターに就任。再生繊維を使った新しい服作りのデザインを手掛けるなど、「生涯現役」を貫いた。
09年、核廃絶を訴えたオバマ米大統領の演説に感銘し、米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿。それまでほとんど語ることがなかった自らの被爆体験を明かし、大統領の広島訪問を呼び掛けた。10年に文化勲章、16年に、フランスのレジオン・ドヌール勲章のコマンドゥール(勲三等)を受章した。同年、東京・六本木の国立新美術館で大規模な個展を開いた。
近年は表だった活動を控えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大後も、傘下ブランドの新しいプロジェクトの動向を気に掛け、自宅からスタッフにアドバイスを送るなどしていた。
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/c28c019ecac5375390f25ddc44286807e6cd7df1&preview=auto
インタビューに答えるデザイナーの三宅一生さん(東京都渋谷区で。2015年12月1日撮影)