2022/05/24 13:47
走行中の九州新幹線の車内で火をつけて運行を妨害したとして、威力業務妨害と器物損壊の罪に問われた男(69)に対し、熊本地裁は24日、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡した。平島正道裁判長は「近くの乗客を危険にさらす恐れもあって悪質。運行業務にも大きな影響が出た」と述べた。
判決によると、男は昨年11月8日朝、熊本県の熊本―新八代駅間を走行していた新幹線の車内にライターオイルをまいてレシートに火をつけて落とし、座席などの一部を焼いたほか、緊急停止させて運行業務を妨害した。
公判で男は、火をつけたのは自殺するためだったと説明。通路に炎が上がったが、後部座席の乗客が消し止め、「もう少し笑って生きたら」などと諭され、我に返ったと述べた。
検察側は公判で、昨年10月に東京・京王線の車内で男が乗客を切りつけて火をつけた事件も念頭に、「公共交通機関での同様の犯行を防ぐためにも厳しく処罰すべきだ」と主張。弁護側は「反省しており、再犯の可能性はない」と訴えた。男は、火をつけたのは自殺するためだったと説明していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220524-OYT1T50110/
走行中の九州新幹線の車内で火をつけて運行を妨害したとして、威力業務妨害と器物損壊の罪に問われた男(69)に対し、熊本地裁は24日、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡した。平島正道裁判長は「近くの乗客を危険にさらす恐れもあって悪質。運行業務にも大きな影響が出た」と述べた。
判決によると、男は昨年11月8日朝、熊本県の熊本―新八代駅間を走行していた新幹線の車内にライターオイルをまいてレシートに火をつけて落とし、座席などの一部を焼いたほか、緊急停止させて運行業務を妨害した。
公判で男は、火をつけたのは自殺するためだったと説明。通路に炎が上がったが、後部座席の乗客が消し止め、「もう少し笑って生きたら」などと諭され、我に返ったと述べた。
検察側は公判で、昨年10月に東京・京王線の車内で男が乗客を切りつけて火をつけた事件も念頭に、「公共交通機関での同様の犯行を防ぐためにも厳しく処罰すべきだ」と主張。弁護側は「反省しており、再犯の可能性はない」と訴えた。男は、火をつけたのは自殺するためだったと説明していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220524-OYT1T50110/