太平洋戦争の激戦地、硫黄島(東京都小笠原村)を見渡す昭和初期ごろの写真を、硫黄島開拓関係者のひ孫に当たる北海道根室管内の男性(63)が保管していることが20日、分かった。戦火で焦土化する前の畑や建物などが確認できる2枚組。当時の島のほぼ全体を写した写真は同村教委にも残っておらず、専門家は「農業が盛んだった様子を伝える貴重な史料だ」としている。
根室管内の男性が保管する戦前の硫黄島の展望写真。摺鉢山から撮影され、畑や民家とみられる建物も確認できる
■専門家「原風景伝える貴重な史料」
写真は島南部の摺鉢山から撮影。島の地形も分かるが、海岸線は火山活動による隆起の影響を受けた現在と大きく異なる。旧海軍が昭和8年に着工した飛行場が写っていないため、それ以前の風景とみられる。
(リンク先に写真あり)
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/659283
根室管内の男性が保管する戦前の硫黄島の展望写真。摺鉢山から撮影され、畑や民家とみられる建物も確認できる
■専門家「原風景伝える貴重な史料」
写真は島南部の摺鉢山から撮影。島の地形も分かるが、海岸線は火山活動による隆起の影響を受けた現在と大きく異なる。旧海軍が昭和8年に着工した飛行場が写っていないため、それ以前の風景とみられる。
(リンク先に写真あり)
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/659283