富山テレビ
2022年1月11日 火曜 午後7:38
2018年、富山市で起きた奥田交番襲撃事件の控訴審の初公判が、11日、名古屋高等裁判所金沢支部で開かれました。
殺人罪などで、一審で無期懲役の判決が言い渡された島津慧大被告は出廷せず、裁判は即日結審しました。
この事件は、2018年6月、元自衛官の島津慧大被告が、奥田交番で稲泉健一警視を刺殺し、その後、拳銃を奪い、近くの奥田小学校で警備に当たっていた中村信一さんを射殺したとされるものです。
一審では、拳銃を奪う意思は警察官殺害後に生じた疑いがあるとして、強盗殺人罪ではなく殺人と窃盗の罪にとどまると判断、富山地裁は無期懲役の判決を言い渡し、その後、島津被告、検察側双方が判決を不服として控訴しました。
富山県内を震撼させた事件、注目の控訴審初公判には、28枚の傍聴拳を求めて92人が列を作り、被害者の警察官や警備員の遺族も被害者参加制度を利用して傍聴に訪れました。
11日の初公判には島津被告は出廷せず、検察側と弁護側の双方が事実誤認と量刑不当などを訴えました。
検察側、弁護側の証人尋問や遺族の意見陳述の請求は棄却され、森浩史裁判長は「控訴趣意書と一審の判決をもとに検討して判断する」と述べ、即日結審しました。
控訴審初公判を終え、傍聴した中村信一さんの妻が心境を語りました。
*中村信一さんの妻「まったく被害者参加制度の意味がない。法廷の策の内側に
入れるだけなのか。まだ結果が出たわけではないので、それまで待ちたい」
判決は3月24日に言い渡されます。
https://www.fnn.jp/articles/-/297242
2022年1月11日 火曜 午後7:38
2018年、富山市で起きた奥田交番襲撃事件の控訴審の初公判が、11日、名古屋高等裁判所金沢支部で開かれました。
殺人罪などで、一審で無期懲役の判決が言い渡された島津慧大被告は出廷せず、裁判は即日結審しました。
この事件は、2018年6月、元自衛官の島津慧大被告が、奥田交番で稲泉健一警視を刺殺し、その後、拳銃を奪い、近くの奥田小学校で警備に当たっていた中村信一さんを射殺したとされるものです。
一審では、拳銃を奪う意思は警察官殺害後に生じた疑いがあるとして、強盗殺人罪ではなく殺人と窃盗の罪にとどまると判断、富山地裁は無期懲役の判決を言い渡し、その後、島津被告、検察側双方が判決を不服として控訴しました。
富山県内を震撼させた事件、注目の控訴審初公判には、28枚の傍聴拳を求めて92人が列を作り、被害者の警察官や警備員の遺族も被害者参加制度を利用して傍聴に訪れました。
11日の初公判には島津被告は出廷せず、検察側と弁護側の双方が事実誤認と量刑不当などを訴えました。
検察側、弁護側の証人尋問や遺族の意見陳述の請求は棄却され、森浩史裁判長は「控訴趣意書と一審の判決をもとに検討して判断する」と述べ、即日結審しました。
控訴審初公判を終え、傍聴した中村信一さんの妻が心境を語りました。
*中村信一さんの妻「まったく被害者参加制度の意味がない。法廷の策の内側に
入れるだけなのか。まだ結果が出たわけではないので、それまで待ちたい」
判決は3月24日に言い渡されます。
https://www.fnn.jp/articles/-/297242