※共同通信
性別変更要件は「合憲」、最高裁 性同一性障害、子が未成年
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2021/12/1 16:33 (JST)
12/1 16:51 (JST)updated
「未成年の子どもがいないこと」を性別変更の要件としている性同一性障害特例法の規定が、幸福追求権を保障する憲法に反するかどうかが争われた家事審判の決定で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は、合憲との初判断を示した。11月30日付。裁判官5人中、行政法学者出身の宇賀克也裁判官は「違憲」との反対意見を表明した。
特例法は(1)20歳以上(2)現在結婚していない(3)未成年の子がいない(4)性別適合手術を受けている―などの要件を規定。2004年の施行時は「子がいない」が要件だったが、08年の改正で緩和された。