秋元司被告
IR汚職実刑 秋元議員 「判決 真摯に受け止めるべき」「許されない」 ゆかりの鹿児島 国会議員ら厳しい声
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統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、鹿児島県にゆかりがある衆院議員の秋元司被告に実刑判決が言い渡された7日、県関係の国会議員は「残念だが、許される話ではない」と受け止めていた。秋元被告は次期衆院選への立候補意向を示しており、古巣の自民党議員からもけん制する声が上がった。
自民の森山裕国対委員長(衆院鹿児島4区)は「鹿児島に縁があり、立派な政治家になることを願っていた。こうした問題を起こし極めて遺憾」とし、衆院選への出馬意向には「判決は真摯(しんし)に受け止めるべきだ」と述べた。
秋元被告と2004年参院初当選同期の自民、野村哲郎氏(参院鹿児島選挙区)も「許される話ではない」と強調。立候補について「国民が判断することになる。常識的には考えられない」と語った。
秋元被告は収賄時に当時の目玉施策だったIR担当の内閣府副大臣だった。総務政務官の自民、宮路拓馬氏(衆院比例九州)は、「私自身も政府の一員であることを自覚し、担務をわきまえたい」とした。
鹿児島市の小中高校を卒業した秋元被告は参院選落選後の10年秋、自民党県連が公募した当時の衆院鹿児島1区支部長に名乗りを上げ、選考に漏れた経緯がある。
他方、立憲民主の川内博史氏(衆院鹿児島1区)は公選法違反罪で河井克行元法相が6月に実刑判決、菅原一秀前経産相も同月に略式起訴されたことを挙げ、「政権としても大いに反省すべきだ」と指摘。秋元被告には「同郷の議員として残念」とした上で「全ての議員が身を引き締め、謙虚に国民に寄り添うきっかけにする必要がある」と指摘した。
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