第22回ASEAN+3(日中韓)外相会議が3日午後、オンライン形式で開催され、ベトナム側からブイ・タイン・ソン外相が、日本側から茂木敏充外務大臣が出席した。議長はブルネイのエルワン第2外務大臣が務めた。
茂木大臣は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する日本の協力の進展として、
◇ASEAN諸国に対し、合計960万回分の日本で製造したワクチンを供与したほか、コールドチェーン整備のための約25億円の「ラスト・ワン・マイル支援」を実施していること、
感染が急拡大している一部のASEAN諸国に対する酸素濃縮器の供与を決定したこと、
◇経済再生支援として、ASEAN諸国に総額1850億円の財政支援円借款を供与したこと、
◇ASEAN感染症対策センターについて、ASEAN地域における公衆衛生の危機や新興感染症対策の中核となる組織に育てていくべく、
日本は既にJAIFに拠出した約5000万USD(約54億5000万円)を通じたセンターの建設や機材供与などに加え、研修や専門家派遣などの技術協力を通じ、引き続き全面的に支援していくこと、の3つを述べた。
ASEAN側は、日中韓からの新型コロナに関するASEAN対応基金への拠出、ワクチン供与、日本によるASEAN感染症対策センターの設立支援を含む新型コロナ対応への協力などに謝意を表明し、
新型コロナ対策や新型コロナからの回復における地域の協力の重要性を強調する発言があった。
地域・国際情勢について茂木大臣は、北朝鮮の全ての大量破壊兵器およびあらゆる射程の弾道ミサイルのCVIDの実現に向けて、「瀬取り」対策を含め、安保理決議の完全な履行が不可欠であると述べ、拉致問題に関しても各国の引き続きの理解と協力を求めた。
これに対してASEAN側は、朝鮮半島の非核化と安保理決議の完全な履行の重要性について述べ、拉致問題解決を支持するとした。
また、ミャンマー情勢について、「5つのコンセンサス」の迅速な実施に向けて取り組んでいくこと、ミャンマー国民への人道支援の重要性についても言及した。
2021/08/05 12:50
https://www.viet-jo.com/news/politics/210804191056.html
茂木大臣は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する日本の協力の進展として、
◇ASEAN諸国に対し、合計960万回分の日本で製造したワクチンを供与したほか、コールドチェーン整備のための約25億円の「ラスト・ワン・マイル支援」を実施していること、
感染が急拡大している一部のASEAN諸国に対する酸素濃縮器の供与を決定したこと、
◇経済再生支援として、ASEAN諸国に総額1850億円の財政支援円借款を供与したこと、
◇ASEAN感染症対策センターについて、ASEAN地域における公衆衛生の危機や新興感染症対策の中核となる組織に育てていくべく、
日本は既にJAIFに拠出した約5000万USD(約54億5000万円)を通じたセンターの建設や機材供与などに加え、研修や専門家派遣などの技術協力を通じ、引き続き全面的に支援していくこと、の3つを述べた。
ASEAN側は、日中韓からの新型コロナに関するASEAN対応基金への拠出、ワクチン供与、日本によるASEAN感染症対策センターの設立支援を含む新型コロナ対応への協力などに謝意を表明し、
新型コロナ対策や新型コロナからの回復における地域の協力の重要性を強調する発言があった。
地域・国際情勢について茂木大臣は、北朝鮮の全ての大量破壊兵器およびあらゆる射程の弾道ミサイルのCVIDの実現に向けて、「瀬取り」対策を含め、安保理決議の完全な履行が不可欠であると述べ、拉致問題に関しても各国の引き続きの理解と協力を求めた。
これに対してASEAN側は、朝鮮半島の非核化と安保理決議の完全な履行の重要性について述べ、拉致問題解決を支持するとした。
また、ミャンマー情勢について、「5つのコンセンサス」の迅速な実施に向けて取り組んでいくこと、ミャンマー国民への人道支援の重要性についても言及した。
2021/08/05 12:50
https://www.viet-jo.com/news/politics/210804191056.html