太平洋の光ケーブル、中国企業の入札無効 日米豪懸念で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF021U30S1A300C2000000
日本とフランス、中国の企業が参加していた太平洋の光海底ケーブルの入札が無効になったことが分かった。中国企業が最も安い価格を提示したのに対し、日本や米国、オーストラリアが安全保障上の問題を指摘していた。海底ケーブルでは、米国と香港を結ぶフェイスブックの計画も撤回を迫られた。米中の分断と覇権争いが世界の通信インフラ整備に影を落としている。
入札が取り消されたのはミクロネシア連邦、キリバス、ナウルを光ケーブルで結ぶ事業。3カ国の通信事業者でつくるコンソーシアムが所有者となり、世界銀行とアジア開発銀行(ADB)が資金を支援する。
世銀によると事業費は5445万ドル(約59億円)。入札は2020年5月までに実施され、NECと仏アルカテル・サブマリン・ネットワークス、中国の華海通信技術が応札した。華海通信技術が最も安い価格を示し、受注する可能性が高いとみられていた。…
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF186XI0Y1A310C2000000
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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-08/QPHCMLDWLU6L01
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