豪雨の工場爆発 社長ら不起訴
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20210120/4020007778.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
3年前の西日本豪雨の際、総社市のアルミ工場に川からあふれた水が流れ込んで爆発が起き、
周辺の住民がけがをするなどした事故で、岡山地方検察庁は、
業務上過失傷害などの疑いで書類送検されていた工場の社長ら2人をいずれも不起訴にしました。
理由について「事故を予見できなかった疑いが残る」などとしています。
平成30年7月6日の西日本豪雨の際、総社市のアルミ工場で深夜に爆発が起き、
爆風の影響で周辺の住民21人がけがをしたほか、飛び散ったアルミで住宅が焼けるなどの被害が出ました。
近くの川があふれて工場に水が流れ込み、溶解炉の高温のアルミニウムと触れたことで
水蒸気爆発が起きたと見られています。
この事故で警察は、工場の56歳の社長と43歳の工場長の2人が、日中の時点で
浸水の危険性を認識していたにも関わらず、すぐに操業停止を指示しなかったことが
事故につながったとして、業務上過失傷害などの疑いで書類送検していました。
これについて岡山地方検察庁は「溶解炉の中のアルミニウムを抜き取る作業を、
夕方までに始めていれば爆発は避けられたが、当時は、溶解炉への大量の浸水を予見できなかった疑いが残る」
として、20日、社長と工場長をいずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。
工場は現在操業しておらず、親会社の担当者は「当時、多くの人が大変な思いをされたのは事実だが、
こちらの事情も一部認められたと思っている」とコメントしました。
爆発事故で被害を受けた総社市下原地区の自治会長、小西安彦さんは不起訴について
「どのような原因で事故が起きたのか知りたいと思っていたので、残念でショックだ」と話しました。
小西さんは工場の爆発の影響で自宅が全壊に近い被害を受け、事故による精神的なケアなどをめぐり、
自治会長として会社側と話し合いを続けています。
小西さんは「多くの家が新しくなってハード面では復興は進んだが、
気持ちの面ではまだ苦しい思いをしている人もいる。不起訴になったことは残念だが、
これからも会社側との話し合いを続けていきたい」と話していました。
01/20 16:33
*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20210120/4020007778.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
3年前の西日本豪雨の際、総社市のアルミ工場に川からあふれた水が流れ込んで爆発が起き、
周辺の住民がけがをするなどした事故で、岡山地方検察庁は、
業務上過失傷害などの疑いで書類送検されていた工場の社長ら2人をいずれも不起訴にしました。
理由について「事故を予見できなかった疑いが残る」などとしています。
平成30年7月6日の西日本豪雨の際、総社市のアルミ工場で深夜に爆発が起き、
爆風の影響で周辺の住民21人がけがをしたほか、飛び散ったアルミで住宅が焼けるなどの被害が出ました。
近くの川があふれて工場に水が流れ込み、溶解炉の高温のアルミニウムと触れたことで
水蒸気爆発が起きたと見られています。
この事故で警察は、工場の56歳の社長と43歳の工場長の2人が、日中の時点で
浸水の危険性を認識していたにも関わらず、すぐに操業停止を指示しなかったことが
事故につながったとして、業務上過失傷害などの疑いで書類送検していました。
これについて岡山地方検察庁は「溶解炉の中のアルミニウムを抜き取る作業を、
夕方までに始めていれば爆発は避けられたが、当時は、溶解炉への大量の浸水を予見できなかった疑いが残る」
として、20日、社長と工場長をいずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。
工場は現在操業しておらず、親会社の担当者は「当時、多くの人が大変な思いをされたのは事実だが、
こちらの事情も一部認められたと思っている」とコメントしました。
爆発事故で被害を受けた総社市下原地区の自治会長、小西安彦さんは不起訴について
「どのような原因で事故が起きたのか知りたいと思っていたので、残念でショックだ」と話しました。
小西さんは工場の爆発の影響で自宅が全壊に近い被害を受け、事故による精神的なケアなどをめぐり、
自治会長として会社側と話し合いを続けています。
小西さんは「多くの家が新しくなってハード面では復興は進んだが、
気持ちの面ではまだ苦しい思いをしている人もいる。不起訴になったことは残念だが、
これからも会社側との話し合いを続けていきたい」と話していました。
01/20 16:33