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【ワシントン=山内竜介】トランプ米政権は13日、中国が新疆ウイグル自治区で少数民族に強制労働をさせているとして、自治区で生産された綿製品とトマトの輸入を全面的に禁止すると発表した。
米政府はこれまで、特定の団体が生産した綿製品の輸入禁止などを実施してきたが、対象を自治区全体に広げる。綿などを中国以外で加工した製品も対象となる。政権幹部は声明で、「サプライチェーン(供給網)において、いかなる強制労働も容認しない」と強調した。
政権交代を前に、対中強硬姿勢を改めて打ち出した形だが、バイデン次期大統領も中国の人権問題に厳しい姿勢で臨む考えを示している。
自治区は綿の一大産地で、ロイター通信によると世界の約2割を生産している。英国も規制強化の方針を発表した。日本を含む各国のアパレル業界などで影響が広がる可能性がある。
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