ショートメッセージサービス(SMS)を使って銀行の偽サイトへ誘導し個人情報を盗む「フィッシング詐欺」の攻撃や被害が昨年12月以降、北海道や沖縄県などの地方銀行で相次いでいることが、「フィッシング対策協議会」(東京)や各地銀への取材で分かった。
不特定多数の携帯電話にSMSを送信し、大手銀行やネット銀行の偽サイトに誘導する攻撃は全国的に多発している。大手銀などは対策が比較的進んでおり、攻撃側が対象を地銀に広げているとみられ、各地銀などが注意を呼びかけている。
攻撃があったのは北海道銀行(札幌市)、琉球銀行、沖縄銀行(いずれも那覇市)、
北陸銀行(富山市)、静岡銀行(静岡市)、七十七銀行(仙台市)。同協議会によると、
複数地銀への攻撃は2019年12月に初確認されたがすぐに収まり、昨年12月になって再び発生するようになった。
琉球銀で約3000万円、北海道銀で約190万円などの送金被害が確認されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/040947f596bd36b238367f2e77955a917fbca37e