0001右大臣・大ちゃん之弼 ★
2021/01/05(火) 20:30:40.92ID:nPoJwH2Q9■小中の57%
「洋式は流した水が飛散しにくいとされる。学校は災害時の避難所にもなるので整備を急いだ」。水戸市教育委員会の担当者はそう説明する。市は、市立の小中学校と義務教育学校全48校の校舎のトイレの洋式化を計画的に進めており、今年度当初予算には6校分の工事費など約1億5000万円を盛り込んだ。臨時交付金の創設を受け補正予算で計22校分(事業費約7億円)を確保。当初予定より1年早い2022年度の洋式化率100%を目指す。
文部科学省の調査によると、昨年9月現在、全国の公立小中学校で児童生徒が使うトイレの便器は135万6999個。うち57・0%の77万3682個が洋式で、前回16年調査の43・3%から大幅に増えた。同省は「コロナ禍で一段と加速するだろう」とみる。
三重県は昨年9月補正予算に計21億5383万円を計上。22年度までとしていた県立学校16校分の洋式化を前倒しする。トイレの床も乾式化し、雑菌が繁殖しにくい環境を整える。担当者は「洋式化で感染リスクを低減させたい」と話す。
■交付金活用
利用者の多い16か所の公園トイレを今年度に洋式化するのは宮城県石巻市。市内の公園523か所のうちトイレが設置されているのは57か所で、半数近くが和式。臨時交付金8000万円を活用して整備する。市都市計画課の佐藤一弘課長は「トイレ改修に臨時交付金が使えることはありがたい」と歓迎する。洗面所には自動手洗い器も設け、衛生面の向上にもつなげる。
山口市は飲食店や病院などがトイレを和式から洋式に変えたりテレワーク機材を整備したりする場合、50万円を上限に補助。昨年9月の締め切りまでに179件が対象に選ばれ、「トイレの改修」は73件と最多だった。同市湯田温泉にある居酒屋は自動で水が流れる洋式トイレに改修。店主の女性(55)は「少しでも安心して来店してもらえるよう洋式にした。高齢者にも使いやすく、お客さんからも好評」と喜ぶ。
NPO法人「日本トイレ研究所」(東京)の加藤篤代表理事は「(排せつ物の)飛沫を防ぐ観点から蓋を備える洋式は和式より感染防止に効果があるだろう」とし、「蓋を手で開閉する場合は和式に比べ接触機会が多い。使用後の手洗いも重要になる」と指摘する。
讀賣新聞 2021/01/05 17:17
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210105-OYT1T50191/
今年度にトイレが洋式化された水戸市内の市立学校。子供たちに喜ばれているという