宮城県内の歴史や観光について出題する県のご当地検定「宮城マスター検定」の1級試験で、本年度の合格者はいなかった。合格者ゼロは2017年度に続いて2回目。難問珍問で知られ、平均合格率は2・1%の狭き門だが、県は新型コロナウイルスの感染拡大による受験者の減少が影響したとみている。
1級は50問のうち8割に当たる40問以上の正解で合格となる。11月1日の試験には前年度比36%減の96人(平均年齢54・9歳)が挑んだが、平均正解数は23・3問で、最高でも38問にとどまった。正答30問以上の準1級は25人。
今回の最難問は「塩釜神社の末社、御釜(おかま)神社で3日間行われる藻塩焼(もしおやき)神事で、2日目の神事の名前は?」。答えは「水替(みずかえ)神事」で、正答率は3・1%。
1級合格者ゼロの要因について、県は新型コロナの影響に加え、正答率10%前後の問題が多かったことを挙げる。富県宮城推進室の担当者は「1級のプレミア感は重要。一定の出題レベルは維持したい」と話す。
1級試験は08年度に始まり、東日本大震災による休止を経て、本年度で10回目。過去の問題と解答は県ホームページに掲載されている。
河北新報 2020年12月31日 10:31
https://kahoku.news/articles/20201231khn000012.html
1級は50問のうち8割に当たる40問以上の正解で合格となる。11月1日の試験には前年度比36%減の96人(平均年齢54・9歳)が挑んだが、平均正解数は23・3問で、最高でも38問にとどまった。正答30問以上の準1級は25人。
今回の最難問は「塩釜神社の末社、御釜(おかま)神社で3日間行われる藻塩焼(もしおやき)神事で、2日目の神事の名前は?」。答えは「水替(みずかえ)神事」で、正答率は3・1%。
1級合格者ゼロの要因について、県は新型コロナの影響に加え、正答率10%前後の問題が多かったことを挙げる。富県宮城推進室の担当者は「1級のプレミア感は重要。一定の出題レベルは維持したい」と話す。
1級試験は08年度に始まり、東日本大震災による休止を経て、本年度で10回目。過去の問題と解答は県ホームページに掲載されている。
河北新報 2020年12月31日 10:31
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